私生活についてはほとんど語らないスティーヴン・スピルバーグ監督が、長い間、失読症と戦っていたことを明らかにした。
5年前に学習障害と診断されたというスピルバーグ監督。彼は学習障害の子供やその親御さんなどの支援サイト<フレンズ・オブ・クイン/Friends of Quinn>にて、失読症に対処する上で、映画製作が救いになったと告白している。
「私は自分を被害者だと思ったことはない」と、監督。「映画は本当に役に立った。恥ずかしいという気持ちや罪悪感から救ってくれたようなものさ。映画を作ることは僕にとってかなりの逃避になったよ」
監督はしばしば、問題から逃れる方法として映画を利用してきた。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)は長年の恋人キャスリーン・キャリーさんとの破局直後に撮影された。劇中で男が自分の心臓をえぐり取るシーンは、監督自身の傷心から来ているとされている。とはいうものの、彼は同作で出会った女優ケイト・キャプショーと出会い、その後ゴールイン。結婚生活は今も続いている。
ちなみに10年前の数字だが、アメリカ人の5~17%は失読症を患っているという。
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