ついに最終回目前の11話が放送された昨日7月5日夜のTBS系の人気ドラマ『天皇の料理番』で、黒木華演じる主人公・秋山篤蔵(佐藤健)の妻、俊子が急逝。その後のシーンで篤蔵が見せた涙の名場面と、それぞれの絆が、視聴者の間で話題となっている。
医者から心臓を病んでいることを告げられ、自宅での療養生活に入った俊子は、目前に迫りつつある自らの死期を悟ったのか、3人の子供たちに対して、それぞれアドバイスを送るなど、懸命な看病を続ける篤蔵の想いをよそに、その来るべき時への準備を怠らなかった。しかし、そんな彼女は、辛うじて年を越すことはできたものの、春を迎えることなく、寒い冬の日にひっそりと息を引き取ることに。
失意の中で暮らす篤蔵であったが、そんな矢先、篤蔵が目にしたのは、泣き妻の想いを胸に、それぞれがやるべきことをこなす子供たちの姿であった。長男である一太郎はかつて篤蔵が師事した宇佐美に料理を習い、長女・初江はそれまで忌み嫌っていた針仕事を自らこなし、篤蔵の靴下の穴を塞ごうと、懸命に努力する。そして、自らを呼ぶ声に振り返ると、末子・周次郎が俊子が生前に篤蔵にも披露していた「変顔」を同じようにして見せて篤蔵を元気づけようとしていた・・・宇佐美から、俊子の想いは子供たちに受け継がれていると言われた篤蔵の目にはおのずと涙がこみ上げてくるのであった。
こうした篤蔵と子供たちの姿に、ネット上の視聴者も感涙が。「駄目だ...こういうの弱い...なんていい話なんだろう」「久々に本気で泣いた」「そうだよな...こうやって人の想いは受け継がれていくんだよな」「かーちゃんはいつでも偉大」「今さらだけど親孝行するわ...」と、その内容を称賛する声が相次いで巻き起こった。これまでも、篤蔵の流した二つの涙をはじめ、彼を支えた新太郎(桐谷健太)や周太郎(鈴木亮平)が見せた美しい男の涙が視聴者の心を打ち、話題となった同ドラマ。最終回を迎える来週7月12日、現在、その結末に多くの視聴者が注目している。
https://youtu.be/Fk36NbxeHAA
文・福原優也
■参照リンク
天皇の料理番 公式サイト
http://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/
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