<PLGRM>のドキュメンタリーで紹介されたのは、オーストラリアに住むNasir Sobhaniさん(26歳)。上半身、しかも手のひらまでびっしりと彫られた刺青が印象的な男性だが、テーマはこれではない。彼は週6日美容師として働 いているが、休みの日にはストリートに出て、ホームレスの人々の散髪を無償で行なっているのだ。
https://youtu.be/6MZSlvq54Fs
カットや髭そりをしながら、好きな音楽などあたりさわりのない会話を始めるNasirさん。次第に相手の身の上話を尋ねたり、薬物中毒だったNasirさん自身の体験を話したりする。最初は表情が硬かったホームレスの人々も、最後にはすっきりとしたヘアスタイルに「気に入ったよ」と大喜び。Nasirさんをハグしたり、笑顔で写真に納まっている。
そんなNasirさんのインスタグラムには、これまで自分がヘアカットをしてきたホームレスの人々の姿(カット前・カット後)をはじめ、彼らから聞いた身の上話も紹介されている。
40代の男性「1人でいるのが好き、ってわけじゃないんだ」
Nasir Sobhaniさん(@thestreetsbarber)が投稿した写真 - 2015 5月 25 4:39午前 PDT
アフリカ出身の34歳男性。妹のパートナーに暴力を振るわれ、入院していたそう。
「今朝は病院で"神様、僕を助けて下さい。素敵な姿にして下さい"って願っていた。そしたら、君(Nasirさん)に出会ったってわけさ」
Nasir Sobhaniさん(@thestreetsbarber)が投稿した写真 - 2015 6月 2 12:12午前 PDT
ネットでは「素晴らしい行いだ」「Nasirさんの人生にも幸せが訪れますように」と称賛の声が多く寄せられている。
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