6月24日、テレビ東京で放送された『テレ東音楽祭(2) 』が波紋を呼んでいる。このオンエアでは、ももちこと嗣永桃子率いるカントリー・ガールズが出演し、新曲となる『わかっているのにごめんね』を宇宙初披露。視聴者からは「小関舞が可愛い」「小関舞のごめんねポーズ最高」「小関舞は完全に推せる」など様々な意見が寄せられたわけだが、それとは別に、ある一つの議題が持ち上がっている。ももちこと嗣永桃子がお婆ちゃんの格好をしてパフォーマンスを行ったことに対して、賛否両論の波紋が巻き起こっているのだ。
メンバーの中でもファンの人気の的であった島村嬉唄が脱退した直後ということもあり、この日のカントリー・ガールズには注目が集まっていた。新曲『わかっているのにごめんね』は『愛おしくってごめんね』のごめんねポーズを踏襲した名曲。だが、ももちこと嗣永桃子が一人だけお婆ちゃんの格好をしていることにファンの疑問が集中。嗣永のブログでは「今回はテレビサイズバージョンでパフォーマンスさせていただきましたが フルサイズだと、ももちがおばあちゃんである意味がよりわかると思います」と発言し、その真意を誰もが測りかねているという。
というわけで本日は、なぜももちこと嗣永桃子は一人だけお婆ちゃんの格好をしていたのか、5つの仮説を挙げてみたい。フルサイズの公開まで、頭を悩ませていただければ幸いである。
【仮説その1 リスペクト説】
『テレ東音楽祭(2) 』とはテレビ東京という局をあげての音楽祭であり、過去に対するリスペクトを捧げているというのがこの説だ。ハロー!プロジェクトとテレビ東京といえばかつて放送されていた『ハロー!モーニング』及び『ハロモニ@』である。その中のコントで出演した保田圭演じる「保田のおばあちゃん」にリスペクトを捧げているのではないか。確かに保田圭をいま踏襲できる人材といえば、ももちこと嗣永桃子の他にはいない。今後の『ハロー!モーニング』復活への礎として、ももちがあの格好をしていたという可能性は決して低くはないだろう。
【仮説その2 社会批判説】
現政権における、弱者に対する思いやりの少なさを訴えているという説である。格差が広がる一方であるという現状を嘆くために、ももちこと嗣永桃子があえてお婆ちゃんの格好をして現政権をディスっているという可能性はある。世界はもっと、幸せであっていい。そんな当たり前の事実を訴えるために、あえてこの格好で世に出たという可能性は否定できないのではないか。
【仮説その3 目くらまし説】
カントリー・ガールズの現在のメンバーがあまりにも可愛すぎるために、普通の視聴者が何の気なしに見てしまうとうっかり気を失ってしまうかもしれない、それ故に目くらましとしてももちこと嗣永桃子がお婆ちゃんの格好をして目くらましになったという説である。確かに冒頭の小関舞と森戸知沙希の台詞のやり取りは、泣いてしまうほどに可愛い。その目くらましとしてのお婆ちゃんの格好、というのはなかなかに合点がいく説ではあるだろう。
【仮説その4 リアリティ説】
実は、ももちこと嗣永桃子は、既におばあちゃんになっているという説がこれだ。Berryz工房での経験は質量ともに大きすぎるため、浦島太郎的な観点から、既にももちはお婆ちゃんになっている可能性はある。お婆ちゃんの格好をしているのではなく、ももちは既にお婆ちゃんになっているのではないか。充分にあり得る話だ。しかしながら、お婆ちゃんでも可愛いももち、という現実も、なかなかに見逃せないものではある。
【仮説その5 メッセージ説】
カントリー・ガールズを脱退した島村嬉唄は、そのおぼこさで人気を集めた。だが彼女が脱退してもなお、カントリー・ガールズは続いていく。ももちこと嗣永桃子は、お婆ちゃんの格好をすることで「こんなに歳をとってもカントリー・ガールズは続く」というメッセージを伝えているのではないか。最もあり得る話である。カントリー・ガールズは、永遠に続いていく。そんなあり得ないことが起きるのが、ハロー!プロジェクトなのだから。
<結論>
いずれにせよ、小関舞さんが可愛すぎて困る。
文・相沢直
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