大ヒット! 『呪怨 -ザ・ファイナル-』のヒロイン、平愛梨さんに直撃! 実はホラーが大の苦手どころか、トラウマレベルで大変だったという彼女。撮影期間中、自宅のカーテンに渦が巻いてシマウマが飛び出してくる光景を夢に見るとか、プライベートでも伽椰子&俊雄の怨念が追っかけて来て、やられちゃったとか!? 「本当に呪怨は、わたし自身がファイナルです(笑)!」という名言を残した平愛梨さんの奮闘に拍手を贈りたいです!
――今回の『呪怨 -ザ・ファイナル-』で人気シリーズも完結ということですが、ファイナルで主演するにあたって、過去作の研究はしましたか?
研究というレベルまでは、怖くて無理だったと思います。今回出させていただくことになって、クランクインの直前ギリギリに前作の『呪怨 -終わりの始まり-』(14)を観ましたが、でも、ほぼ映像が観られなくて。お布団の中に俊雄君が出てきたシーンが怖くて、怖くて、音声だけで観ました。撮影中も伽椰子さんが上手すぎて本当の幽霊に思えちゃって、ある時、撮影を見学していて本当に具合が悪くなりました。その様子を見ていた落合(正幸)監督が、本当にダメになっているわたしに驚いて、「休んでいていいよ」と優しく声をかけてくれました。
――ホラーが本当に苦手のようですね! では、今回完成した映画を観て、いかがでした?
ただただ、絶句ですね。鑑賞中ではなく、後で1人になった時に思い出して恐怖を感じるようになっちゃいました。シャワーのシーンを思い出して背後に何かいるかもと思ったら目を閉じられなくなってしまって、寝る時も誰か上に乗っていないかな、とか。以前は薄暗い状態で眠れましたが、いまは完全に部屋が明るくないとダメで、呪怨の呪いが続いています(笑)。これが完全にファンタジーならまだしも、呪怨は生霊的で生々しくて、あり得そうな話なので、怖いですよね。
――確かに、そうとう怖いですが、それは平さんの熱演と落合監督の演出の共同作業の結果ですよね。落合監督との仕事は、いかがでしたか?
怖いです! 俊雄君がいっぱいいるエレベーターのシーンとか、すごいことになっていますよね(笑)。落合監督は普段は穏やかな目をしているんですが演出するときは鋭い目に変わるので、まるで透視されているような気がしました(笑)。とても紳士的でおしゃれな感性を持っている監督で、絶対に怒ることもないし、納得いくまで撮ってくださる。だから、安心でした。妥協もしないし、こだわりも強いので、監督がOKであればOKと本当に納得できると思いました。
――また、麻衣という主人公の女の子については、どう受け止めて演じましたか?
彼女は、あるホテルの従業員で、彼氏と同棲していて、しっかり者の姉でもあり、平凡な生活を送っている女性です。でも、妹が突然行方不明になってしまい、探していくうちに怨念に巻き込まれてしまいます。麻衣は、はじめはただ恐怖におののいている普通の子ですが、ある出来事がきっかけで呪いの連鎖を終わらせなきゃという強い決意で立ち向かいます。呪怨を理解して強くなっていくので、その転換点のシーンがポイントですね。
――なるほど! すると、平さん自身もそのシーンを境に呪怨を受け止めて、恐怖をガマンして撮影を続行したとか!?
撮影中、自宅のカーテンに渦が巻いてシマウマが飛び出してくる光景を夢に見るとか、身の回りに本当に異変が起こって、不思議なことが続いたので(笑)。がんばって受け止めました。他にも、1999年から始まったシリーズなので、いままで本当にたくさんの方が観てるってことですよね。『呪怨』を観て一人で眠れなくなっちゃったりとか、あのシーンが忘れられないとか、あると思うんです。そう考えると、観た人に影響を与える作品なんだなって、改めてすごいシリーズですよね。
――それだけ怖いという、最高のホメ言葉ですよね(笑)! 今回のファイナルで悪夢のピリオドを打てた感想は?
延々と続く怨念にピリオドを打てていれば、そうだといいですけれどね(笑)。公開後はたくさんの方に観ていただいて、伽椰子さん、俊雄君を、成仏させてあげたらいいなあと思います。ここでしっかりと、悪夢が終わるといいですね。続編ですか? いや、もうしばらく無理です(笑)。現場で本気の貧血を起こすほどで、佐々木希さんにもホラーの現場は面白いよと聞いていましたが、本当に怖かった! だから本当に呪怨は、わたし自身がファイナルです(笑)!
映画『呪怨 -ザ・ファイナル-』は、大ヒット上映中!
https://youtu.be/PaU4pIJqXFY
■参照リンク
『呪怨 -ザ・ファイナル-』公式サイト
http://www.juon-movie.jp/
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