前作から20年ぶりとなるシリーズ4作目にして、もっともエグいシーンが満載の『ランボー / 最後の戦場』(2008年)。主人公ジョン・ランボーが殺害した人数をカウントした動画がスゴすぎる!
https://www.youtube.com/watch?v=huejDD4znaE
公開当時"もっとも暴力的な映画"としてギネス認定されつつ酷評された『ランボー3 / 怒りのアフガン』ですっかり人間が嫌になったのか、タイの奥地でひっそりと暮らしていたランボー。あるときNGO団体の白人連中がやってきて、彼にミャンマーを案内しろというが、同国は軍事政権が少数民族を虐殺/略奪している真っ最中。面倒見きれんということで一度は断るランボーだったが、NGOメンバーの美女に懇願され渋々オーダーを受けるのだった...。
得意のナイフや弓矢で、サクッと2桁は殺害してみせるランボー。そして敵の首を掴んで骨を折るかと思いきや、なんと喉仏を引きちぎる! 敵に反撃の余地を一切与えない、まさに鬼神のごとき殺しっぷりである。
また、同作にはさまざまな銃火器が登場するのだが、敵のボディを豪快に吹き飛ばす重機関銃ブローニングM2をはじめ、撃たれたらもれなく木っ端微塵というエグい描写が満載! そう、現代の兵器は人間をいとも簡単に肉片へと変えてしまうのだ。『ランボー / 最後の戦場』は、撃たれた相手が血もろくに出さず「うわ~」なんて言って倒れるだけのヌルい映画とは気合が違う!
過去作の鬱憤を晴らすかのようなスタローンのガチ演出だが、キャッチコピーにも使用された「ムダに生きるか何かのために死ぬか、お前が決めろ」というセリフが全てを表していると言えるだろう。ということで、最後にはナイフで引き裂かれた腹部から内蔵をデローンとこぼしている敵を容赦なく蹴っ飛ばし、1人で81人という凄まじい殺しっぷりを見せつけてくれたランボーであった。
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