あの『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』と同時上映された短編作品『ブラック・エンジェル/Black Angel(原題)』がYouTubeで公開された。しかも現在、長編映画化の計画も進んでいるという。
https://www.youtube.com/watch?v=5L8pHKP-vv4
この『ブラック・エンジェル』は1980年、『スター・ウォーズ』シリーズ2作目、エピソード5にあたる『帝国の逆襲』と共に、ヨーロッパやオーストラリアで同時公開された幻の作品。『帝国の逆襲』でアカデミー賞美術賞を受賞したロジャー・クリスチャンが監督を務め、数人のキャストとスタッフによってスコットランドで撮影されたそうだ。
35年の時を経て復活した『ブラック・エンジェル』は、YouTubeだけでなくいくつかの映画祭でも上映済み。この動画内でロジャー監督が語っているように、同作が『帝国の逆襲』に及ぼした影響もあるようで、作品自体はアンドレイ・タルコフスキー監督の影響が大きいという。そんな発掘短編が今、クラウドファンディングによって長編として甦ろうとしている。
同作はクラウドファンディングサイト<Indiegogo>で、約1,200万円を目標に6月2日(火)から資金集めがスタート。出資者にはエキストラとしての参加をはじめ、金額によってはかなり深いところまで関わることもできるようだ。
なお、キャストには『ブレードランナー』(1982年)のルトガー・ハウアーらが決定しているとのこと。ダークファンタジー的な作風は彼の主演作『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』(1985年)に近い雰囲気も感じるので、かなり期待が高まる。とはいえ、ロジャー監督は悪名高い新興宗教映画『バトルフィールド・アース』(2000年)でラジー賞を獲得している人物でもあるので、油断は禁物である。
https://www.youtube.com/watch?v=K87cxaRRP0o
『参照リンク』
・BLACK ANGEL - a fantasy feature film | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/black-angel-a-fantasy-feature-film#/story
| Email this | Comments