世界的ヒットゲームとして知られるGTA(グランド・セフト・オート)シリーズについて、5月19日に行われた参議院の文教科学委員会で、「次世代の党」の松沢成文議員が、残虐なゲームとして紹介、規制を求める意見を出し物議を呼んでいる。
https://youtu.be/RWCArLvhstU
犯罪アクションゲームという体裁からその残虐性などが度々話題になる本ゲームだが、松沢議員は「映画と違ってですね、それを見るだけじゃないですね。ゲームですから、自分がやって、その中でどんどん殺戮、虐殺、殺害をしてそれが上手ければ上手いほどゲーム、どんどん得点が上がっていくわけです。で、このゲームはストーリーがついてますから、例えば、裏切られたとかね、復讐するとか、組織犯罪が出てくる」と発言、ゲームの販売を規制するべきと主張している。
ネット上では「ゲームと現実の区別もつかないのか?」「何いってるの?」「GTAやって人殺しがしたくなる奴は元々異常者だろ」「何でも規制したら戦争ゲームや警察が暴れるゲームも全部規制対象になるだろ」というコメントも。
もともとCERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)がゲームのレーティング18禁に指定していることもあり、「CEROの存在も否定、いきなり発売禁止は極端すぎるだろ」「GTA5もかなり内容を規制しているのまだ削るっていうのか?」など異議を唱える意見が多く、「アクション要素のゲームを全て否定することになる」「そんなこと規制したらカメを踏んでもアウト、ドラクエもバイオハザードも駄目になるだろ、ポケモンも動物虐待か?」など。
いずれにしても、税金で議員がゲームの内容を規制する議論をすること自体が、ナンセンスという意見もあり「議員はもっとやる仕事があるはず」「科学的根拠も示さず犯罪の温床になるから規制と言い出すことに無理がある。現実とゲームの区別もつかない」などかなり厳しい意見が多い。最後には「活動費ごまかすのにハードディスクにドリルで穴開ける方がよっぽどGTAだわ」と最後まで手厳しい批判が並んでいる。
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