先日ベーブ・ルースの安打数を越え、2874安打が話題となったマイアミ・マーリンズのイチロー。3000本安打と同時に歴代安打記録の更新という新たな楽しみも加わった、現在歴代41位のメル・オットに並んでいる。
オットは1920年代~1940年代にニューヨーク・ジャイアンツで活躍した殿堂入りのレジェンド。一本足打法を王貞治が生み出す遥か以前よりやっていたことでも知られている。今後のイチローが安打数で追いつく予定とされる選手たちには、2012年まで4つの年代に渡りメジャーリーグでプレーしていた偉大なるリトル・オーこと40位オマール・ビスケル(2877安打)、その後は39位フランキー・フリッシュ(2880安打)、38位ザック・ウィート(2884安打)と、歴史の教科書に載るような選手ばかりだ。
マーリンズの成績低迷もあり、今盛り上がれる要素が「イチローの記録更新」「ディー・ゴードンの歴史的な打率」「スタントンのホームラン」と、勝利そっちのけの記録系コンテンツばかりという状況。MLB公式もオリックス時代の51番を来た日本人ファンを映像で紹介したりと記録更新の度に積極的に絡みつつある。イチローと共にMLBレジェンドについても学ぶ絶好の機会でもあるのだ。
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