『第9地区』『エリジウム』と、常に世界を驚嘆させてきて鬼才ニール・ブロムカンプ監督。彼の最新作『チャッピー』が、中国で『ワイルド・スピード SKY MISSION』を抜き、初登場No.1の快進撃を打ち放っている。
人類史上初めてAIを搭載したロボットを主人公に、最先端テクノロジーをめぐるアクション、AIロボットの成長エモーショナルなドラマが融合した、新たなSF映画『チャッピー』。全米では3月に公開、中国ではこの5月8日に公開されたのだが、その中国で大ヒット公開中の『ワイルド・スピード SKY MISSION』を抑え、初登場No.1ヒットとなったことがわかった(公開3日の興収1,026万ドル)。
中国でのハリウッド映画の大ヒットといえば、現在開催中のカンヌ国際映画祭で審査員を務めるギレルモ・デル・トロ監督が、日本のサブカルにリスペクトを捧げた怪獣VSロボ映画『パシフィック・リム』(13)や、全世界的にメガヒットを記録した『トランスフォーマー ロストエイジ』(14)、トム・クルーズがパワードスーツで挑んだ、日本のライトノベル原作の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)などが大ヒットを記録したことは記憶に新しいところだ。
今回の『チャッピー』の快進撃は、二足歩行ロボットを主人公にした手塚治虫の「鉄腕アトム」や、自分で考え行動するAIロボットの元祖ともいえる「ドラえもん」などを生んだ"ロボット大国"である日本でも大ヒットの期待が高まる。
主人公チャッピーを演じるのはシャールト・コプリー、ロボット開発者に『スラムドッグ$ミリオネア』のデーヴ・パテル、ライバル視する悪役にヒュー・ジャックマン、ブロムカンプ監督の次のビッグ・プロジェクト『エイリアン』への出演が決定しているシガニー・ウィーヴァーらが顔を揃える。また、チャッピーを育てるストリート・ギャング役には南ア出身の音楽ユニット、ダイ・アントワードの2人が大抜擢され、個性的な演技を披露しているから要チェックだ。
誰もが驚愕する予想できない結末が用意された映画『チャッピー』は、5月23日(土)より、全国ロードショーとなる。
https://youtu.be/eUS6408fveQ
『チャッピー』は5月23日(土)より丸の内ピカデリー他全国ロードショー
(C) Chappie -Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
■参照リンク
『チャッピー』公式サイト
http://www.chappie-movie.jp/
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