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石田衣良、朝井リョウ...小説界にハロプロファン急増!ハロー!の魅力を伝えたい文豪5人

2015/05/09 12:30 投稿

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Filed under: 芸能, カルチャー, 音楽, 連載

5月7日に発売された雑誌『ダ・ヴィンチ』が一部で話題を呼んでいる。直木賞作家である朝井リョウが架空のアイドルグループの姿を描いた小説『武道館』の発売を記念して組まれた特集の中で、一人の小説家がハロプロファンであることを表明したのだ。その小説家とは『池袋ウエストゲートパーク』『4TEEN』などで知られる石田衣良。朝井リョウ、柚木麻子とともに行った鼎談で、ハロー!プロジェクトを絶賛している。


座談会の記事によれば石田衣良は昨年の夏に発作で倒れ、そのまま入院。退院してからも3週間ほどふらふらしていたそうなのだが、その際にYouTubeでモーニング娘。のMVを観たのがファンになったきっかけだという。その後もハロー!プロジェクトを求めた石田衣良は、Berryz工房をはじめとして他のグループの曲もほぼ全て聴いたとのこと。ある種、異常なほどに楽曲数の多いことで知られるハロー!プロジェクトだけに、その熱の量はちょっと尋常ではない。

かねてよりハロー!プロジェクトやつんく♂の歌詞を絶賛する朝井リョウ、柚木麻子の両氏もそうだが、いま小説界にハロー!プロジェクトの流れが来ているというのは間違いない。つんく♂の歌詞の文学性が、文学者を惹き付けるのか。では時代を越えて読み継がれる作品を書いた歴史的な文豪もまた、もしこの時代にハロー!プロジェクトを聴けば、ファンになってしまうという可能性もあるのではないだろうか。

そこで今回は、日本を代表する5人の文豪が、もしハロー!プロジェクトのファンになったら誰を推すかを考えてみたい。あの名作を書いた文豪の推しメンとは、果たして誰なのだろうか?

(1)夏目漱石:嗣永桃子(カントリー・ガールズ)推し

近代日本文学を代表する作家、夏目漱石が推すのはももちこと嗣永桃子だろう。自分と同じく教員免許を持っている嗣永桃子に共感を覚えるのは自明の理であり、また大学講師として英文学を講じながら小説の執筆活動に勤しんでいた漱石は、まさに嗣永桃子と同じプレイングマネージャーだと言える。さらに代表作の『吾輩は猫である』は、嗣永桃子の「許してにゃん」と時空を超えて共鳴している。あの日本一有名な書き出しが「吾輩は猫である。名前はまだない。許してにゃん」だったとしたら、日本の近代文学は今と違ったものになっていたのではないだろうか。ただしカントリー・ガールズ内での推し変をしてしまい、『坊っちゃん』が『うたちゃん』になる可能性も捨てきれないので今後とも注意が必要である。

(2)芥川龍之介:小田さくら(モーニング娘。'15)推し

芥川龍之介が小田さくらを推すことになった一番のきっかけは、ともにデコ出しだから、という理由だ。同じくモーニング娘。'15の佐藤優樹が前髪を下ろした今、芥川が推すべき人は小田さくらをおいてほかにはいない。また『藪の中』『地獄変』『蜘蛛の糸』など、ダークな作品でも知られる芥川だけに、丸尾末広の『少女椿』を愛読している小田さくらとも話が合うのは間違いない。というか普通に、芥川龍之介原作の映画やドラマなどで小田さくらが主演というのはあまりにもピッタリくるので、今後も芥川には小田さくら推しを貫いてほしいところだ。

(3)三島由紀夫:矢島舞美(℃-ute)推し

文豪として、また日本一有名なボディビルダーとしても知られる三島由紀夫だけに、ハロー!プロジェクト屈指の美しい筋肉を持つ矢島舞美を見た途端、彼の推しは決まった。代表作は『仮面の告白』。そう言えば℃-uteも幼いころ岡井千聖が萩原舞のことをガチで好きだったと告白していたことがある。まあこれは、だから何だという話ではあるが。先月『やじマップ Sweets修行の旅』が発売されたばかりというのも踏まえて、三島と矢島舞美の二人で『金閣寺』付近の京都スイーツ巡りをしているところが観てみたいと思うのは、私だけだろうか。

(4)川端康成:加賀楓(ハロプロ研修生)推し

日本で初めてノーベル文学賞の受賞者となった川端康成。そしてノーベル文学賞と同じくらい名誉のある「ハロプロ研修生発表会」のベストパフォーマンス賞を先日受賞したのが、加賀楓だ。もしあの場に川端がいたなら「『伊豆の踊り子』より踊れてる!」と加賀楓を絶賛していたことは疑いようもない。さらに言えば、川端が22歳のときに初めての恋をしたと言われる伊藤初代は、当時15歳。そして加賀楓もまた、現在15歳である。この奇妙な偶然は、神の悪戯だろうか。「トンネルを抜けたら、そこは生タマゴShow!だった」と川端が書く日も、そう遠くはないだろう。

(5)太宰治:工藤遥(モーニング娘。'15)推し

太宰治と工藤遥の共通点と言えば、もちろん過剰なまでのナルシストであるという点である。やりきれない自己愛を文学の域に高めた太宰治だが、一方の工藤遥も最近雑誌で「もう遠慮するのはやめようと思って。親がこんなにかわいく産んでくれたのに勿体ないじゃないですか」とまで言い切る工藤遥イズムを発揮している。女性にモテまくるという点も共通しているため、お互いに通じ合うところもあるだろう。あと工藤遥が「最近太宰治にハマってます!」と言い出す姿は是非観てみたいので、今後の展開に期待が集まるところだ。

<結論>
本文とはほぼ関係ありませんが、福田花音(アンジュルム)が小説を書いたら確実に面白いと思いますので、出版関係者の方、何卒ご検討ください。

https://youtu.be/aI3mT0NoXdQ


https://youtu.be/iIyc4LTOmP8


https://youtu.be/g1tj7Q1UxXY


文・相沢直

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