仕事は結果で優劣がつくものです。
「あいつだけうまくいきやがって」と、周りを見て愚痴や不満を感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、愚痴や不満を吐露しただけでは、それで終わってしまいます。そこから脱するためにはどうしたら良いか、考えなくてはなりません。
林修は「考えることはとっても楽しいこと」と『生きざま大辞典』で語っています。
そう思うようになるためには「小さいうちから親が考えることは面白いと教えてあげる」ことが大切だといいます。
たとえば、動物園で子どもに「あのゴリラ、お母さんにそっくりだね」と言われて、怒ってはいけません。なぜならそれは子どもがゴリラと母親の「類似」に気づき、より深く考えるチャンスだからです。「どこが似てるの?」と問いただせば、より注意し観察し、考えることにつながるのです。
林は「思考は習慣であり訓練」だと言います。では子どもの頃、考える習慣がなかった人は考えることができないのでしょうか。林はそれには「書くこと」が大切だと語っています。「考える作業は書くこと」だと。
その考える作業は「基本的に3つしかない」と林は解説しています。
それが何かと何かが似ている「類似」(A≒B)、何かと何かが反対「対比」(A B)、こういうことが原因でこういうことが起きた「因果」(A B)です。
「あいつだけうまくいきやがって」と愚痴をこぼすよりも、あいつと何が同じ(類似)で、何が違って(対比)、なぜ違う(因果)のか、を考えるのが大事なのです。
文/てれびのスキマ
■参照リンク
『生きざま大辞典』
http://www.tbs.co.jp/program/ikizamadaijiten.html
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コメント
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考えるのが楽しいって思えるのは高学歴だけ