2008年に公開された『ゴモラ』と、2012年の『リアリティ』で二度、カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞しているイタリアの鬼才・マッテオ・ガローネ。彼の新作『Tale Of Tales(原題)』の予告編が公開され、その美しくもグロテスクな世界が早くも話題を呼んでいる。
https://youtu.be/e3hVmpGzl7A
来月開かれるカンヌ国際映画祭のコンペに出品される本作は、クラシカルな中世を舞台に、王族と庶民、怪物と奇術、暴力とセックスにまみれた壮大なファンタジー。どことなくジョン・ボーアマンの『エクスカリバー』(81)や、テリー・ギリアムの『バンデットQ』(81)、ピーター・グリーナウェイの『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)を彷彿とさせる世界観である。ちなみに17世紀のイタリア人作家ジャンバティスタ・バジーレの本が原作だそう。
キャストも、サルマ・ハエック、ジョン・C・ライリー、ヴァンサン・カッセル、トビー・ジョーンズと超豪華。予告を観ただけで、その世界観に引きづり込まれる圧倒的な迫力だ。
■参照リンク
http://twitchfilm.com/2015/04/nsfw-trailer-matteo-garrones-cannes-entry-the-tale-of-tales-is-an-insane-bloody-fairy-tale.html
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