「彼氏がいなくて......」
「今までつきあった人がひとりしかいなくて......」
この記事のような美女取材コーナーや、ミスキャンパス連載をしていると、ときどきこんなことをいう人がいる。
当然ながら、僕の第1リアクションとしては
「いやいや嘘でしょー!」である。
ダマされないぞ!こうやって、美女たちは、汚れていないピュアアピールをすることで、変な期待を持たせて僕ら童貞を翻弄するんだ!(翻弄するつもりすらないだろうけど!)
だいたいこうゆう美女は中高だったらサッカー部かバスケ部、大学生になったら、慶応のダンスサークルJADEにいるような、EXILEみたいな風貌のやつ、社会人になったら三大商社かサイバーかエイベックスがもってくんだ!
そうやって、自分を言い聞かせ、過度な期待は抱かないようにするのが、僕ら童貞の心のガード術である。でも、ときどき、この類の発言をしても信じられる美女がいる。
明治ガールズコレクション・準グランプリ清水翔子ちゃん(21歳)はそんなうちのひとりだった。
彼女はこう言った。
「今は彼氏はいません。これまでに、つきあった人はふたりです」
どうにもこれが僕にはウソをついていないように感じられたのである。
今回はこの情報の真偽を検証していきたい。
【翔子がウソをついていない証拠①】
・これまでつきあった男性の数がふたり、しかも期間が長いと絶妙
【翔子がウソをついていない証拠②】
・「小学校の卒業式では6人に告白され、中学校生活もあわせると30人に告白されちゃいましたね......」と、モテること自体は否定していない
【翔子がウソをついていない証拠③】
・男に心のシャッターをおろす理由がリアル
清水翔子ちゃんが、モテはするものの、男に心のシャッターをおろす理由。それが「どうせ顔しかみてないんでしょ」というものだった。
この言葉だけ抜き出すと、嫌な女に見えてしまうかもしれないので弁解しておくと、正確には「どうせ顔しかみてないんでしょ、て思っちゃうんですよねえ」と苦笑いしながら優しく言っていた。ここについて掘り下げていきたい。
恋する若き乙女がよく、口にする台詞がある。
「私のどこが好きなの?」
翔子ちゃんもご多分に漏れず、高校時代つきあっていたイケメン彼氏に聞いたのだという。
そうするとこう即答された。
「顔」
こ、これは......!僕たち童貞でも、絶対に言ってはいけないことがわかるレベルの、間違いフレーズ!人生イージーモードで生きてきたイケメンは、女子の心の機微がわからないままカラダだけ大人になるから困るんだよ!
これ以降「顔がかわいいと言われることを素直に喜べなくなったんです」という翔子ちゃん。
彼氏のステータスにされている感。彼氏のためにかわいくいなくてはいけない感。
そこに疲労して、徐々に男性を信じられなくなっていったのだという。
だから最近でも友達に「私の友達が翔子のことかわいいって言ってたから紹介するね」なんて言われても、余計に不安になるのだという。
そう、このコにとって「かわいい」はNGワードなのだ。
そうか、僕は、僕たち童貞のようなモテない側だけが恋においては苦しいのだと傲慢な勘違いをしていたのかもしれない。モテる側の人たちも、モテる側なりの苦しさを感じているのだ。外見が美しすぎるがゆえに、内面を見てもらえていないかもしれない恐怖。もしかしたら、翔子ちゃんのように、中高時代から生徒会をやっていたり、大学に入ってもミス・コンテストの舞台に立つなど、チヤホヤされる側でいても、孤独を感じてしまうのかもしれない。
そんな話を聞いたあと、撮影に入る。シャッター越しに、彼女が笑顔を見せた時に、ついこう口をすべらせてしまった。
「かわいい!」
やべっ......!しくじった!連載も10回を迎えたけど......美女友だちを作れる日はまだ遠い!
文・写真 霜田明寛
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