ついに本格的にシーズンが開幕した米MLB。いきなり田中将大投手が5失点打ち込まれたと日本のファンには残念なスタートとなったが、いち早く開幕したシカゴ・カブス対セントルイス・カージナルス戦で米ESPN局が導入したストライクゾーンの表示が「邪魔臭い」とネット上で大批判されて、あれ?これ30年前位にどこかでみたことないか?「あっノムラ・スコープや!」と思った人もいるのではないだろうか。
https://youtu.be/Bz1XOzBwahU
ノムラスコープはその名通りノムさんこと野村克也氏がテレビ朝日のスポーツ中継でストライクゾーンを9分割した図を表示して、キャッチャーならではの配球などを解説するという斬新な中継方法で80年代からやっており、2007年のクライマックスシリーズで「18年ぶりに復活」と話題になったアレだ。当時みていた野球ファンの感想も「邪魔くせえ!」だったが、2015年にメジャーリーグ、それも天下のESPNが新企画として打ち出してくるとは恐れいった...。
アメリカのファンがこのストライクゾーンを見た感想は、「どけろよ!」「気が散るわ」「Kゾーン(ストライクゾーンのこと)は取るか取らないか選択させてよ」「暗い気分になるね」「くそったれテレビゲームじゃねーんだ」と散々だ。
実際ノムラスコープ解説で「配球の奥深さやノムさんの読みの素晴らしさを体感した」という野球ファンも当時いたようだが、アメリカのファンにとっては過剰サービスに感じる人が多いようだ。昔と違ってこの不評振りESPNにもダイレクトに伝わっている筈なので、今後どのような対応をするか注目だ。
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