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アンジュルム福田花音が逸材すぎる件 アイドル業界の常識を破壊する10の才能とは

2015/03/20 22:00 投稿

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Filed under: カルチャー, 音楽, かわいい, 連載

ハロー!プロジェクトに所属するアンジュルムのメンバー、福田花音が大きな話題となっている。きっかけとなったのは3月16日に配信されたタワーレコードによるストリーミング・メディア『タワレボ』への出演だ。この日、番組に出演した福田花音はおよそ2時間にわたり様々な持論を展開。そのトーク内容があまりにもアイドルの常識を逸脱しているとして、各方面から話題を集めているようだ。


福田花音といえばかつてスマイレージ時代に「アイドル戦国時代」を宣言するなど、個性的なハロー!プロジェクトの面々の中でも強い発信力を持っていることで知られている。しかしそれを知っているファンの中でも、この日の『タワレボ』での発言は目を見張るものがあり、強烈なインパクトを残した。

アンジュルムとしてのファースト・シングル『大器晩成』はフジテレビ『めちゃ×2イケてるッ!』のエンディング曲としても使用され、5月26日には日本武道館公演も既に決定しているなど、まさにノリにノっている状況。そんな中でドロップされた福田花音という起爆剤は、アンジュルムにとっても大きな飛躍の材料となることだろう。

そこで本日は『タワレボ』での福田花音の中から、印象的な10のエピソードを紹介したい。アイドルの常識を覆す彼女の姿を、是非今からでも追ってほしい。


(1)メンバーになって良かった理由が「つんく♂と直接やり取りできるから」

番組の中でつんく♂プロデューサーと歌詞についてなどのやり取りを直接していると明かした福田花音だが、それをメンバーになって良かった理由に挙げているのが凄い。一人のファンであればつんく♂とはツイッターなどでしか質問を投げかけることしかできない。だがメンバーであればそれが直接できる。そしてそれを、メンバーになって良かった理由に挙げるという、まさにハロプロファンの鑑である。ハロー!プロジェクトに対しての愛情が、実に半端ではないのだ。

(2)リアル省エネからの脱皮

アンジュルムには勝田里奈という省エネを象徴する存在がいるのだが、実は陰でリアル省エネと言われている福田花音。だが西暦2015年にもなって、ようやくそのリアル省エネからの脱皮を決意した。そのきっかけとなったのがつんく♂からの「場所のセンターから実力センター狙え」というまさにハロー!プロジェクトイズム溢れるメッセージだった。この言葉を胸に刻み、今後ますますスキルを向上させていくことは間違いない。

(3)PVに自分の映像が使われるようにダンスをあえてぎこちなく踊る

アンジュルムは現在9人体制。メンバーの人数が決して多くないため、PVでは常に自分が出ずっ張りというわけにはいかない。だが福田花音は自分の映像が使われるように、つまり他のメンバーよりも目立つように、ダンスをあえてぎこちなく踊るという奇策に出る。策士というほかない。常人を遥かに凌駕するこのセルフプロデュース力が各方面に発揮されれば、あらゆる意味で福田花音に追いつける者はいないだろう。

(4)ブログのタイトルが釣り

現在多くのアイドルが自身のブログを運営しているわけだが、福田花音もまた例外ではない。だがブログを更新しても、そのタイトルが普通のものであっては数多いるアイドルブログの中で埋没してしまう。そこで彼女はタイトルを「秘伝のスープのレシピを教えます」など本文と一切関係ないものにして、釣るというのだ。ほとんど反則すれすれだが、このアグレッシブさこそが彼女の魅力。さらにこういった釣りブログの際は誰に見られても良いように自分の中で自信のある自撮り写真も掲載するというのだから、底が知れないというほかない。

(5)DVDでほかのメンバーの半目を確認している

仕事がハロー!プロジェクトでありながら趣味がハロー!プロジェクトでもある彼女は、日々DVDでハロー!プロジェクトの映像を観ることを欠かさない。しかもその際、ところどころで一時停止し、変な顔や半目になっていないかを確認までしているというのだからさすがだ。アイドルに対しての欲求の強さが尋常ではない。この行為が果たしてどの程度アイドル活動に効果があるのかは定かではないが、とにかくアイドルが、というかハロー!プロジェクトが好きで好きでたまらないというのが分かるエピソードではないだろうか。

(6)3歳で歌詞を書いたと言い張る

真偽はともかく、とりあえず言い張ってしまうというのが福田花音の魅力の一つでもある。今回の番組の中では、わずか3歳にして歌詞を書いたと言い張っていた。ちなみに曲タイトルは「悲しみ」で、「男はみんなきれいな花に寄ってくる」というような歌詞だったらしい。常識的に考えてそれが事実かどうかはこの際関係ない。福田花音がそう言い張っているということが重要なのだ。嘘から出たまことという言葉もある。福田花音が言い張っていれば、過去の歴史がねじ曲がって事実となる可能性だってあるではないか。この反論の余地のなさは、ほかの誰にも真似をすることが出来ないだろう。

(7)夢はユーチューバー

もはやタイミング的に何周かはしている感はあるが、いま現在の福田花音の夢は、ユーチューバーになることらしい。これは今までハロー!プロジェクトのメンバーががやったことのないことをやってみたいという意図によるものであり、例として「ブレスケアを1000個食べて握手会に参加してみた」などのアイデアをあたためているようだ。正直どう捉えていいのか分からないというか好きにやってくださいとしか言えないところではあるが、この自由な発想に、福田花音の可能性を感じずにはいられないのであった。

(8)自分しか観ないムービーを一人で収録している

ユーチューバーになるための予行練習という意味合いもあるのかもしれないが、部屋で自分しか観ないムービーを一人で収録しているという福田花音。そのムービーは誰にも決して見せないというのだから恐ろしい。かつては自分で録音したラジオ番組をメンバーに送りつけていたという過去も持つ福田花音。やっていることが完全に中二である。中二ならではの自己完結性と無限の可能性を併せ持つ、それが福田花音という人物だ。これはちょっと、そうは目が離すことが出来ない。

(9)自分のファンの愛称を独断により「マロテスカー」に決定

福田花音は自分のファンの愛称を「マロテスカー」であると番組の中で発表した。共演者から「いつから?」と問われたら、「今から」と答えるあたりがさすがすぎる。だが福田花音がそう言うのだからもう仕方がない。今後は福田花音のファンは「マロテスカー」もしくは「テスカー」と呼ばれることとなった。あまりにも魅力と不思議が多すぎる福田花音だけに、これからも「マロテスカー」及び「テスカー」の数が急増することは間違いないだろう。

(10)自分のことは好きじゃないけど、アイドルの自分は大好き

番組の中で福田花音が残した言葉だが、まさにこれこそが福田花音の人間性を象徴していると言っても過言ではないだろう。ファンはもちろん、おそらく本人の中でも理解できないほど謎の多い福田花音。だがそんな彼女がはじめて自信のある存在になれるのが、アイドルという場面なのである。福田花音がアイドルで良かった。そもそもアイドルという職業が存在していて良かった。「マロテスカー」の一人として、そう強く思わずにはいられない。

<結論>
今回『タワレボ』の配信によって、脅威の魅力がむき出しとなった福田花音。どういった形でかは定かではないが、今後何かしらの形で歴史に名前を残すべき存在であることは間違いない。火曜レギュラーをつとめるラジオ日本『60TRY部(ロクマルトライブ)』をチェックしながら、今後も福田花音の動向を追いかけていきたいものだ。

文・相沢直

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