最近の爆発的な人気でチケットの入手が困難となってきたBABYMETALが、相次ぐオークションなどでの転売取引の現状を受け、チケット転売に対して厳しい禁止事項を設けることが発表され、ネット上が騒然となっている。
近年コンサートのチケット市場でファンを悩ませているのが転売による価格上昇。競争率の高いアーティストは、ファンクラブや抽選など正規ルートでの入手が困難で、需要に対して供給数が追いつかない状況だが、さらに転売目的でチケットを購入する"転売屋"が数多く参入し、益々入手を困難にしている。
そんな現状を把握したアーティスト・サイドが、今回メールで6月21日に開催される『BABYMETAL WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~』のチケットに関して、「オークション等によりチケットの転売行為が発見された場合は、公演当日のご入場をお断り、または即刻退場とさせていただきます。上記防止のため、当日は身分証明書の確認をお願いする場合がございます。」とアナウンス。本人確認で本格的に転売でのチケット購入を撲滅する方針を明らかにした。
ネット上でも「転売、ダメ、ゼッタイ」と「イジメ、ダメ、ゼッタイ」をもじったスレッドでファンが議論。「ダフ屋から買ったチケットは入場不可になる」「確実に身分確認だな 売った奴買った奴、終了」「転売屋死亡ワロタ」など、転売行為が禁止になることを歓迎するコメントが数多く寄せられている。
その一方で「転売屋のおかげで良席がとれるなら必要悪だと思う。本来は公式でオークションしてくれたら転売屋に利益が出ないのだが」や「先行当選とオークション出品の座席を比較して検討している」など、より良い席に転売を利用しているという意見や、公式に良席をオークションして欲しいといった意見も。
「転売に手を出すな」という意見も多々見られるが、ヤフーオークションではこのコンサート7万円で即決されたケースもあり、「見たいコンサートには金にいとめはつけない」という人もある程度存在する為、なかなか撲滅は難しい。結局のところ本来見たい人が適正価格でライヴを見ることが出来るのが理想だが、ダフ屋の存在は昔から無くなった試しが無い為、運営側がどのような規制でこの問題を解決するが注目される。
https://youtu.be/nDqaTXqCN-Q
■参照リンク
BABYMETAL 公式サイト
http://www.babymetal.jp/
| Email this | Comments