米コメディアン/俳優のウィル・フェレルが3月12日、アリゾナ州で5つの球場、そしてMLBの10球団を渡り歩いて見事な腕前を披露。選手はもちろん、会場の野球ファンをも沸かせた。
動画はこの日、ピオリア・スポーツ・コンプレックスでのロサンゼルス・ドジャースVSサンディエゴ・パドレス戦に登板した時のもの。歓声の中、颯爽と登場したフェレル(47歳)はキャッチャーと戦略を確認すると、マウンドに立ち投球練習を開始。そんな彼を報道陣のカメラが追う。
ほどなくして、パドレスの選手が打席へ。相手がフェレルだけに思わず笑ってしまっているようにも見える。選手はバントを試みるが、フェレルはボールを難なく1塁に送り、まずは1アウト。しかし、直後になぜかフェレルは交代となってしまい、不服そうな表情を浮かべながら1球投げただけでマウンドを後にした。
その後、かつてドジャースの監督を務めていたトミー・ラソーダ氏や自身の息子たちと一緒に写真撮影に応じたフェレル。さらにドン・マッティングリー監督には「ベストを尽くしたよ」とアピールしていたが、この日はなんと対戦相手のパドレスの選手として再び登板している。
実はこれ、がんの啓蒙活動支援を目的としたイベントの一環として行なわれたもの。フェレルはこの日、シカゴ・ホワイトソックスやサンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブスなどの一員としてもピッチャーを務めた。MLBの公式動画も、数チームのユニフォームを纏った野球カード風のフェレルの画像が背景になっている。
とはいえ、映像を見た人からは「(この前の NBAのハーフタイムショーのように)映画の撮影じゃないの?」という声もあったとか。MLBを舞台にした『俺たち』シリーズ作品ならば大いに楽しみだが、今のフェレルではちょっと歳を取りすぎかもしれない。
【参照リンク】
・Video: Ferrell pitches for the Dodgers | MLB.com
http://m.mlb.com/video/topic/112306078/v45248683/ladsd-ferrell-takes-the-mound-for-the-dodgers
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