「人前に出るのがすっごい好きなんですよね」
ミス横浜国立大学2014ファイナリストの野口光咲さん(20歳・1年生)は言った。
多くのミスキャンパスたちは、自分の中の"人前に出たいという気持ち"を隠そうとする傾向にある。それは、ちょっとでも、その気持ちが外にでると、周りに嫌がられたり、叩かれるリスクがある中で、しょうがないことでもあるし、賢い戦略であるとも言える。
だからこそ、この野口さんの宣言はピュアで、そして、カッコよかった。
多くのミスキャンに、出場した理由聞くと、返ってくる常套句は「学内を歩いてたら、運営の人に誘われたから」とか「あまりやる気なかったんですけど、友達にものすごく推されて」だ。
しかし、野口さんの答えは
「友達が『光咲やってみれば?』って言ってくれたので、『え、逆になんでまだ推薦してくれてないの?』って笑いながら聞き返して推薦してもらいました」と言う。
カッコいい......カッコいいぞ野口さん!
さらに。多くのミスキャンパスたちの「出場してみてどうでした?」の答えは、だいたい「とてもいい経験になりました」だ。いい思いができた部分、は隠される。
だが、野口さんの答えは
「いやー、色んなイベント行けるし、カワイイコいっぱい見れるし、得しかない、みたいな!」
どこまでも正直に、"自分が得したこと"を答え、"どう答えたら得か"という計算をしないあたりが心地いい。そして、こんな返しができるあたり、男女問わず、友達が多そうだ。
「でも、中高時代は男の友達がいなかったんですよ。でも、浪人してた予備校が茨城にある小さいところで、6人中女子が私しかいなかったんですよ。そこでなんとか男性とも喋れるようになりましたね」
将来は何になろうと思ってるの?
「将来の夢は、中学校の教師なんですけど、タレントにもなりたいんです」
正直!全然一貫性ないけど正直! さすが、横浜国立大学教育人間科学部! 別名・眞鍋かをり輩出学部!
「でも、悩みがひとつあって......」
え、なになに?
「母親にそのこと言ったら、『芸能人になりたいくせい芸なくない?』って言われて、気づいちゃったんですよね、自分に芸がないことに......!」
うーん、その会話の面白さとルックスのギャップが芸になってるので大丈夫!
まだまだ1年生。なかなかつかみどころがない美女と、友達になれる日はまだ遠い!
文・写真 霜田明寛
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