もしゾンビが大発生したら、どうやって生き抜くか? そんな状況が現実になった時に備えて、コーネル大学の研究者がシミュレーションを実施。実際のアメリカ地図上で、人口3億人とした場合に実際の感染を作る技術を用いて、ゾンビ化が広がっていくシミュレーションを行った。
約3億人を「人間」「感染者」「ゾンビ、もしくは死んだ(腐ちた?)ゾンビ」に分類し、ゾンビ化の拡大をシミュレーションしたという。研究者らによると、ゾンビ世界における最良の選択は「田舎に逃げること」らしい。
中でも最もオススメなのは「人気のない山中」とのことで、例としてアメリカのロッキー山脈が挙げられている。理由としては、ゾンビが人口の少ない地域に侵入した場合「ゾンビの発生が落ち着く」ということで、つまり噛み付く人間の数自体が少ないのでゾンビ発生率も低下するというわけだ。
そんな中、アメリカ疾病予防管理センターやブリストル市議会は、万が一の事態に備えて公式の「ゾンビ対策計画」を用意しているというから驚きだ。ウソのようなホントの「対ゾンビ5箇条」は以下のとおり。
1、手錠とスタンガンを購入する
イギリスでは銃の所持が許可されていないが、ブリストル市議会は感染者やゾンビに対応するための武器の所持を推奨している。...ゾンビにはスタンガンよりもクリケットのバットのほうが効果的だとは思うが。
2、備蓄品を持つ
アメリカ疾病予防管理センターは、ゾンビの大発生は他の流行病と同様で、急性感染時の待機期間に向けて備蓄品を豊富に用意しておくのはよい方法だと提案している。
3、政府の救済を待つ
アメリカ疾病予防管理センターの計画によると、政府はゾンビが大発生した場合に他の病気の大流行などと同様、調査を実施すると思われる。
4、防護服を購入する
ブリストル市議会は、エボラ出血熱の防護服のようなものを入手するのが賢明だと提案している。これは空気感染する場合に限られるが、噛まれなくてもゾンビ化するなんてかなり絶望的な状況だ。
5、家族を安全な場所へ隔離する
アメリカ疾病予防管理センターのアリ・カーン博士いわく、「ゾンビの大発生に対応する準備が十分にできていれば、ハリケーン・流行病・地震・テロにも準備できていることになる」とのこと。言い得て妙である。
冗談か本気かわからないようなヒントばかりだが、ネットユーザーたちにとっても「なぜこんな時間の無駄になる研究を...」「ゾンビに手錠を掛けようと思わない」「ゾンビにスタンガン効かないだろ」などなど、ツッコミどころが満載のようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=P83b9CdI9D0
【参照リンク】
・http://metro.co.uk/2015/02/25/5-tips-from-scientists-on-how-to-survive-a-zombie-apocalypse-5078672/
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