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カナダの超大物ロックバンド、ニッケルバックの曲を168時間も聴き続けようとしているタフな男がいる。

ニッケルバックは、ムダにスケールのデカいバラードやベタな成り上がりアンセムのおかげで「サムい・クサい・ダサい」と度々ネタにされている不憫なバンド。しかし、ライターのジェシー・キャリーさんは2月16日から22日の7日間、168時間ぶっ続けでニッケルバックを聴き続けると宣言した。

なんでそんな苦行を...と思ったら、どうやらチャリティのためのチャレンジとのこと。しかし、そんなに長時間ニッケルバックを聴き続けてはさすがに危険ではないだろうか?

ジェシーさんは「僕は人間の"忍耐の限界"に挑戦してみようと思う」と募金サイトで語っているが、念のため複数の医師に事前に相談したところ、「ニッケルバックの聴き過ぎは、耳、脳、腎臓、そして魂(ソウル)に深刻なダメージを与える可能性がある」と言われたらしい。しかし彼の意志は固く、集まった募金は発展途上国に綺麗な水を提供する団体<Water>に寄付するという。

I've made an important (and inspiring) update to the Nickelback Challenge campaign page. Read it here! https://t.co/jZDpAG6MPW

- Jesse Carey (@jessecarey) 2015, 2月 13


初日を終えた時点では「ようやく最初の夜が終わった...。僕はまだ生きている!」と自分を奮い立たせていたジェシーさんだったが、翌日になると「2日目も終わり、そして眠った。朝、目覚めたときこれがすべてただの悪い夢だったんじゃないかと思った。でも、あの音楽だけが延々と鳴り続けるんだ...」と、早くも弱音を吐いている。

それでも「このチャレンジを投げ出しそうになるとき僕は、人のスピリットと意志がニッケルバックに負けてしまう、そんな悲惨な世界を想像してみるんだ。そうすると"そんなことがあってはならない!"って、力が沸いてくるんだよ」というジェシーさんの言葉は力強い。

実際、このチャレンジの注目度はかなりのもので、すでに1万6千ドルもの募金が集っているらしい。ここまできたらジェシーさんには最後まで頑張ってほしいものだが、同時に心配になってくるのはニッケルバックの嫌われっぷりだ。

https://www.youtube.com/watch?v=IYnuSsM7tRw


【参照リンク】
・One Brave Man Will Listen To 168 Hours Of Nickelback For Charity
http://www.mtv.com/news/2082087/man-listens-to-nickelback-charity/

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