2001年、"全国の佐藤さん"が鬼に殺されるという設定で出版界を揺るがした小説「リアル鬼ごっこ」。2008年には映画化され大ヒットを記録、その後も続編が作られるなど人気シリーズとなったが、2015年、鬼才・園子温の手により新しく映画化されることが明らかに。しかも主演は、トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜という異色のトリプルヒロインが話題となっている。
園といえば、撮る作品撮る作品話題を呼び、今最も次回作が待ち望まれる監督のひとり。近年は『地獄でなぜ悪い』『ラブ&ピース』といったオリジナル作品から、『TOKYO TRIBE』『新宿スワン』といった漫画原作まで、ジャンルも内容も多岐に渡る映画を発表し続け、日本映画界を牽引している。
今回、園子温が撮る『リアル鬼ごっこ』では、"全国の佐藤さん"は狙われない。ターゲットは"全国のJK(女子高生)"だ。姿の見えない瞬殺ストーム、豚の顔をした花婿、マシンガンをぶっ放す女教師の大群など、バラエティ豊かでぶっ飛んだ鬼たちが続々登場し、女子高生を殺して殺して殺しまくる。
その鬼に狙われる女子高生を演じるのは、3人のヒロインたち。
修学旅行中の観光バスの中で突然"瞬殺ストーム"に襲われるミツコ役に、雑誌、CMと多方面で活躍しながら、女優としての実力も注目されるトリンドル玲奈。撮影現場は緊張の毎日だそうだが、「選んでいただいたことがとても嬉しかったし、監督をはじめ皆さまの納得のいく主人公になりたいという気持ち、ただそれだけです」と喜びのコメント。
なぜか"豚の顔をした花婿"と結婚式を挙げさせられるケイコ役には、AKB48で圧倒的な人気を博し、モデル・タレントに加え女優としてテレビドラマ・舞台と活躍の場を広げ続けている篠田麻里子。「アクション映画をいつかやってみたくて、個人的にキックボクシングを習いにいっていたくらいなので、今回3人の中でも逃げるだけでなく、自ら戦っていくヒロインができることもとても嬉しいです」と気合十分な模様。
マラソンのレース中に"マシンガンをぶっ放す女教師"に追われるいずみ役には、ハロー!プロジェクト卒業後、テレビドラマ・映画への出演で女優としてのキャリアを積みながら、映画『THE NEXT GENERATION-パトレイバー-』では主演に抜擢された真野恵里菜があたる。「正直、今回の撮影が今までで一番過酷だった」そうだが、「観てくださる方々に、恐怖も楽しんでいただけるよう頑張ろうと思います」。
園監督は彼女たちについて、「トリプルヒロインの3人とも、みなさんが思っている、例えば『トリンドルさんだったらこうでしょ』という像は破壊され、新鮮な新しい彼女達が見えるかと思います。彼女達にとっても今後、役どころが増えていくような幅の広がりが日々見えています。できあがった人とできあがっている芝居を再確認するよりも、みんなが知らない人を発掘して驚かせたり、今までよく知っている人なんだけどまったく違うイメージで驚かせるという方が楽しくて、彼女たち3人は今そんな感じです」とコメントを寄せている。
ヒロインのJK3人が、天才・園子温のもと、血まみれハイパー・アクションを繰り広げる!
『リアル鬼ごっこ』は2015年2月10日クランクアップ予定、2015年夏 ロードショー
(C)2015「リアル鬼ごっこ」フィルムコミッティ
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