"マスター"小林薫が客と絶妙な距離感を取りながら、サッと出す懐かしい味に客たちの悲喜こもごもな人生模様が交差する「深夜食堂」が映画に! AOLニュースでは複雑な事情に葛藤する、杉田あけみ役の菊池亜希子を直撃! 菊池が想う『深夜食堂』の魅力とは―
菊池演じるあけみも、ほかの常連客同様、事情は複雑だ。OLとして働くあけみは、休日は福島の被災地でボランティア活動に熱心に参加するも、ある日、被災者の謙三(筒井道隆)に突然プロポーズされ、戸惑ってしまう。この設定には菊池自身も戸惑ったそうで、「説明しにくい役柄だったので、台本に書かれていない部分が多いと思いました。そこがどれだけ埋められるか葛藤していましたね」と彼女の人生を思考する作業は大変だったという。
狭い"めしや"の店内は共演者の距離も近く、相手方の抱く事情も複雑で、その悲喜こもごもな人生模様が交差する展開が本作の醍醐味! 菊池自身も「そうですね。人気シリーズへの参加の意気込みやプレッシャーがありましたが、それに負けていてはいけないと何度も自分に言い聞かせて(笑)」と当初は不安になったものの、「謙三さんとあけみのふたりが紡ぐストーリーを、いかに奥行きがあるように表現できるかが大切で、あけみを通して謙三さんをどう受け止めているか、そこを強く意識しました」と撮影時を回想する。
このドラマは、"めしや"の店内に人々が集った瞬間だけでなく、そこに来るまでのお客の人生を想像することも面白い。「あの人たちが食堂にいない時間何をしているか、その人の人間性まで描いているので面白いですよね」と菊池もうなずく。「そういう人たちが"めしや"へ来て、マスターが作ったご飯を食べて、背中を押されていく。その日常を壊さないようにあけみさんを演じたつもりなので、映画館で『深夜食堂』をお楽しみください」。
映画『深夜食堂』は、2015年1月31日(土)より、ロードショー!
■参照リンク
映画『深夜食堂』公式サイト
http://meshiya-movie.com/
| Email this | Comments