ISISに日本人2人が拉致・監禁され、同組織が二人の殺害を予告、日本政府に対し身代金を求めている事件で、その後、心無いtwitterユーザーが、ISISの関係者にアカウントに対し、コラージュ画像などを送りつけているという、いわゆる「クソコラグランプリ」騒動について、現地メディア・「アルジャジーラ」が大々的に取り上げ、物議を醸している。
これは1月21日に同メディアが報じた記事で、この中で一連の経緯について説明しつつ、「クソコラグランプリ」を「日本のネットユーザーが異常な方法で反撃している」と紹介。既にこうした投稿が5万回以上も行われているという事態に、ISIS側も苦笑しているという状況を報じるとともに、こうした行為が継続的に行われることへの憂慮をにおわせている。
こうした状況について、日本国内では既に多くの良識あるユーザーから、批判の声が相次いでいるが、かつて「髭の隊長」としてイラクへの派遣経験がある元・自衛官で現・参議院議員の佐藤正久氏も、「煽って日本国内を危険にする必要ありません」などと、現在、twitter上などで、強く自制を促している。
イスラム国メンバーらしき者への不謹慎な合成写真(クソコラグランプリ)等茶化したリプを送るのを辞めるよう呼びかけたが、実際、相手から、結果怖いツイートが返ってきたり、自らコラ写真を作ってアップを始めたり、本当におぞましいことになっています。煽って日本国内を危険にする必要ありません
- 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2015, 1月 21
文・今岡憲広
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