サラリーマンは、上司に認められなければ出世できません。
当然です。しかし、ただやみくもに仕事をしていてもなかなか認められることはないでしょう。
いまやタレント議員ならぬ、唯一無二の元議員タレントとしてバラエティ番組などに引っ張りだこの杉村太蔵ですが、証券会社で勤めていたサラリーマン時代、「一歩先行くサラリーマン」だったと自称しています。
たとえば、上司に「ボールペンを持ってきてくれ」と頼まれたとします。そんなとき、言われるままにボールペン一本を持っていく人は絶対に出世しないと杉村は言うのです。
「どういう奴が出世するかと言ったら、3本パッと持っていく奴。赤、青、黒。それにメモ帳を持って行く奴は出世しますよ」
杉村は常にそういう「一品加える事が重要」だと考え行動したそうです。「どんな雑事でも相手の期待以上の結果を常に出すよう心がけていた」と言うのです。
電話でもそうです。かかって来たら、必ず5秒以内に出る。上司やお客さんからの電話はもちろん、杉村は知らない番号からの電話にも躊躇なくすぐに出たそうです。なぜなら「求められてる時にすぐに対応すれば信頼を獲得しチャンスが多く巡ってくる」と考えたからです。
実際に、杉村が国会議員になったきっかけは、自民党本部、即ち知らない番号からの突然の電話に出て、それに対応したからだというのです。だから杉村太蔵は自信満々に断言します。
「チャンスを掴むためには学歴よりも携帯電話にすぐ出るほうが大切」だと。
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