連日、ロシアのルーブルが大暴落しているニュースが報じられているが、アラブマネーの前にプレミアリーグなどを席巻したロシア人オーナー達は、どうなっているのだろうか?
まず真っ先に名前が挙がるのが、チェルシーの名物オーナー、ロマン・イブラモヴィッチ氏。サッカー界では3番目に裕福なオーナーと言われており、米経済誌『フォーブス』が伝えた春時点の保有資産は、91億ドル(1兆800億円)。しかし今回のルーブル暴落で、2日間で4億4950万ドル(533億円)を失ったとのこと。
ロシア人オーナーといえばもう一人、サッカー界イチ、そしてロシアでもNo1の富豪、アーセナルのオーナー、アリシェル・ウスマノフ氏がいるが、こちらは総資産186億ドル(2兆2000億円)に対して損失8億900万ドル(950億円)。額が大きいのは判るが、庶民からしたらとにかく想像もつかない額の損失となっている...。
特にこの2人のインパクトが大きいのは、共にエネルギー関連企業のオーナーだということもある。石油の原油安で軒並み産油国が打撃を受けている状態で、特にロシアはルーブル安が続いているそうだ。
今夏も、再度「メッシを獲る」と発言していたアブラモヴィッチ氏だが、原油安の大打撃で今後のチェルシーの補強状況も変わってくるのか気になるところだ。
■参照リンク
http://www.vanityfair.com/online/daily/2014/12/russian-billionaires-lost-48-hours
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