総選挙での落選を期に、以前からその決意を固めていたという政界引退を発表した元・東京都知事の石原慎太郎氏(82)について、現・東京都知事である舛添要一氏(66)が、「終わった人」などと発言し、早くも物議を醸している。
これは去る12月16日に開かれた記者会見での発言で、政界を引退することを表明した石原氏について、引退後は「大所高所から日本、東京都についてアドバイスをいただければと思っている」とし、石原氏の功績について「ディーゼル規制を含め、大きな功績があった。信念を貫いてきたことが大きいと思う」と一応の賛辞を送った後で、「終わった人のことをいろいろ言う暇があったら、私は都民のために一歩でも前に進みたい」と語ったもの。
しかしその後、この発言が新聞報道などで明らかとなると、瞬く間にネット上からは激しい批判の声が。「失礼にもほどがある」「リコールはよ」「本当に非常識だな」「品がなさすぎ」と、多くの怒りの声が殺到することとなった。
果たしてどのような思いから、舛添氏がこのような発言をしたのかは定かではないが、これまでもたびたびその言動によって物議を醸してきた同氏であるだけに、今回の発言もまた、多くの波紋を呼びそうだ。
文・今岡憲広
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