世の中には、瓦礫やガラクタの山の中から、思わぬお宝が発見されることも少なくないが、先頃、たった50ポンド(約10,000円)で買った瓦礫の山の中から、10,000ポンド(約188万円)以上もの価値を持つ古代遺物を発見した庭師が、英国で話題となっている。英紙・デイリーミラーなどが伝えている。
英国の庭師、ジョン・ワイアットさん(32)は、庭園用の人工山の残土を50ポンド(約10,000円)で買い取った。しかし彼は、瓦礫などが混ざったその残土の中に、古ぼけた石細工のようなものが紛れているのを発見。「もしかしたら小遣い稼ぎくらいにはなるかも...」と考えた彼は、古物屋に持ち込もうと、その石細工の汚れを落としたのだという。するとその後、この石細工が、考古学的価値の極めて高い遺物であることが発覚。瞬く間に「時の人」となってしまったのだ。
専門家の鑑定によると、仮にオークションなどにかければ、10,000ポンド(約188万円)以上の値がつくことが確定的だとされるこのお宝、発見したワイアットさんは現在、その大金で住宅ローンの支払いができるのではないかと夢見て、毎日のように笑顔で石を眺めているという。
文・藤本秀太
【参照リンク】
You'll never believe how much a carving found in a pile of RUBBLE is worth Mirror
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/youll-never-believe-how-much-4735945
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