世界的に見ても「訴訟大国」として知られるアメリカで、にわかに信じがたいサービスが出現し、現在、注目を集めている。
「LexShares」というこのサービスは、ある特定の目的について、その実現に必要な費用を一般から募るクラウドファンディングの一種で、その対象は、なんと「裁判」。訴訟を起こしたいという個人や企業などを対象に、その資金を調達するという、実に驚くべきサービスだ。しかも、投資を行ったユーザーに対しては、対象の原告が勝訴した場合に得られる賠償金や和解金を分配するという。
この「訴訟大国」ならではのサービスに、海外のユーザーからは多くのどよめきが。日本からも
「完全に巨大企業相手の一攫千金狙いじゃんw」「これはひどいwww」
「ある意味、裁判の活性化」「訴訟産業ですなー」
と、呆れ声が大半といったところだ。
マクドナルドコーヒー訴訟や、ペットのレンジアップ訴訟など、今ではそのあまりに迷走し過ぎな訴訟ぶりが、すっかり都市伝説として定着した感さえあるアメリカ。一体なぜ、彼らがこれほどまでに訴訟を仕掛けあうのかは定かではないが、少なくとも今回ご紹介したこのサービスによって、また、新たに一攫千金を夢見る人々が多数出現しそ うな気配である。
文・藤井一成
【参照リンク】
・https://www.lexshares.com/
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