玉袋筋太郎氏とともに「浅草キッド」としてお笑い界の第一線で活動するだけでなく、最近はワイドショーや討論番組などでコメンテーターも務める水道橋博士。実は、芸能人以外の別の人生を歩めるとしたら、なりたかったものは「編集長」なのだとか。
これは、浅草キッドのオフィシャルサイト(http://www.asakusakid.com/past-column/melma_junpo.html)で博士本人が語っているところだが、そんな彼の夢を形にしたのがメールマガジン『水道橋博士のメルマ旬報』だ。2012年11月にスタートし、11月25日に発行された最新号では、50号に到達。メルマガを始める著名人は数多くいるが、2年もの間、発行し続けているのは非常に珍しいといえるのではないだろうか。
そして50号達成を記念し、『メルマ旬報』最新号が無料閲読、ダウンロードできるという。
筆者も同メルマガのウェブ版を閲読したが、まずボリュームの大きさに、驚かされた。というのも、目次部分には40を超える見出しが記載されており、メール配信の際は、上・中・下篇の3篇に分けて送られてくるのだとか。博士はこのメルマガを、「大人のコロコロコミック、子どもの文藝春秋」と形容しており、たしかに、分厚い雑誌を思い起こさせる文章量となっている。
また、ボリュームだけでなく、内容も非常に濃い。連載陣に目を通せば、博士本人はもちろん、岡村靖幸氏、サンボマスターの山口隆氏といったミュージシャンや、お笑い界からはマキタスポーツ氏、ダイノジの大谷ノブ彦氏、立川吉笑氏(落語家)が執筆中。文化、サブカル方面では、スタイリストで女優・麻生久美子の夫としても知られる伊賀大介氏、いわゆる「テレビ屋」の大根仁氏、土屋敏男氏、角田陽一郎氏といった大御所プロデューサー・ディレクターも顔を揃える。
......と、まだまだ紹介したい人はほかにもいるのだが、最新号で注目すべきは構成作家の相沢直氏による「【特別掲載】『道重さゆみ年表 増補版』」だろう。11月26日でモーニング娘。を卒業する道重さゆみの生誕から今までを詳細に記したものだが、これも、とにかく内容が濃い。本文の文字数を数えたら18,942字もある......おそらく、音楽・アイドル雑誌でも、ここまで詳細な年表をつくるのは、ほぼ不可能といってよいだろう。
無料閲読・ダウンロードは期間限定。また、通常でも購読価格は500円/月、しかも1ヶ月に2回発行されるので、お手頃な価格となっている。この機会に、『メルマ旬報』を試し読みし、入会を考えるのも良さそうだ。
| Email this | Comments