『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で二度のアカデミー賞監督賞に輝くクリント・イーストウッドが、いま最もノリにノる俳優ブラッドリー・クーパーを主演に描いた、伝説のスナイパーの半生『アメリカン・スナイパー』。先日出た特報のカッコよさにやられてしまった人も続出のようだが、続けざまに劇場ポスターが解禁。これまたヤバ級のしびれる出来栄えである。
「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」という印象的なキャッチコピーが表すように、米国の英雄として崇められた彼の表情は、苦悩に満ち溢れている。国を愛し、家族を愛し、それでも戦場を愛した一人の男の半生とは――。
舞台は9.11以降のイラク戦争。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)が命じられた任務は、「どんな過酷な状況でも仲間を守ること」。国の正義を信じ、実直に任務を遂行し続けた男はやがて仲間からは"レジェンド"と崇められ、かたやイラク側からは"悪魔"と恐れられ、彼の首には賞金がかけられるほどの存在となる。愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせるが、度重なる戦地への遠征は、クリスの心を徐々に蝕んでいくのであった...。
過酷なイラク遠征は、2003年から2009年にかけて計4回にも渡り、カイルは公式に確認されているだけで米国史上最多数の160人を射殺したとされている。クリス・カイル役には、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』で二度のオスカー・ノミネートを果たしたブラッドリー・クーパーが、18キロも体重を増やして熱演。共演にはシエナ・ミラー、ジェイク・マクドーマン、ルーク・グライムス、ナヴィド・ネガーバン、キーア・オドネルらがあたる。
アメリカが今直面する問題に真っ向から挑んだ意欲作は、「『ミリオンダラー・ベイビー』以来のイーストウッド最高傑作」と米誌も報じており、2015年のアカデミー賞レースの大本命として、作品賞、監督賞、主演男優・女優賞を含む多くの部門でのノミネートが確実視。日本公開は、2015年2月22日に発表される第87回アカデミー賞授賞式の前日。賞レースの牽引役を担うか、世界中の注目が集まる。
『アメリカン・スナイパー』は2015年2月21日(土)全国公開
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■参照リンク
『アメリカン・スナイパー』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/
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コメント
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この間元米兵に殺されちゃった人か、この映画は追悼碑的作品になるのかな