先日、約一週間をかけてドイツ・ブンデス・リーガー公式ページでカウントダウンされた「リーグで最も積極的なプレイヤーベスト100」。
このランキングでは、ブンデスリーガの14-15シーズンの前半10試合で450分以上プレーしている=最低でも期間の10試合の半分はピッチ上でプレーしている状態で、
1、シュート数=入ろうが外そうがシュートでフィニッシュしている
2、パスを受けた数=チームメイトから受けた数
3、1対1での勝率
4、スプリント=走った距離
これら1-4をポイント換算したものが積極性とされる。
のっけからこの価値判断が偏ったものだと証明されたのはバイエルンのシャビ・アロンソが100人中88位だったこと。彼の活躍はみんなの知るところだが、圧倒的に多いのはパス供給数で受けた数やシュート数などは少ない訳でアウト!な訳だ。
そんな訳でまずは日本人選手をどうか?というと、日本人で最初にランク入りするのは75位、岡崎慎司。ブンデスの得点王がなんでここ?という疑問はありますが、シュートとスプリントの部分が突出してのランク入り。
続くのが56位大迫勇也。ケルンでの活躍はなかなか見え難いが、岡崎選手と同様シュートとスプリントの部分が数値的には証明されているとのこと、パスを受ける数が圧倒的に少ないという意味では連携での問題をまだ抱えているように思える。
その次が香川真司の47位。シュートとパスを受ける数が多いと言う意味ではドルトムントでの積極性は割りと高いという判断だ。
そして意外?だったのが日本人最上位が乾貴士の26位。とはいえ解説でもフランクフルトの中盤での働きぶりが顕著な「働き蜂」と解説。走行距離などスプリント面での評価および42.5分毎にシュートを放っているということ、実際乾選手今週末のボルシアMG戦でゴールを決めるなど結果も出始めている。
そんな中1位はバイエルンのロッベン。彼の仕掛けやスプリントなど納得ですが全ての仕事でバランスが良い、さらにアシストでも積極的という意味でぶっちぎりのNo.1に。
ヨイッチ(2位)、ミキタリアン(4位)アドリアン・ラモス(11位)と降格ゾーンまで落ち込んでるドルトムント勢が上位にいることから、このランキングやはり個々の試合でのチャレンジ部分などを盛り込んだ面白い比較基準といえる。
結果が出てなお海外でも「納得いかねえ」との意見も多いが、ある意味上位チームだろうが下位の弱いチームだろうが一つのルールでプレイヤーの積極性を見たという意味では新たな試みかと思います。
日本人では「清武や内田がいない」と思っている人も多いかもしれないが、試合出場時間なども含めて基準枠前半10試合での活躍などに関係しているかと思われる。シーズン中盤以降の成績だと清武などはかなり上位の可能性が高いランキングだ。
【参照リンク】
・http://www.bundesliga.de/de/fanzone/bildergalerien/top-100-der-aktivsten-spieler-der-bundesliga.php
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