これからの寒くなる季節、冬の味覚として多くの人々が口にするホカホカの中華まん。そんな中華まんについて、先頃、横浜中華街の人気店「江戸清」が発表した「1個2000円の肉まん」が、現在思わぬ形で注目を集めている。
これは同店が創業120年になることを記念して発売されることが決まったもので、白湯スープで丹念に煮込まれたアワビがまるごと入っているほか、気仙沼産のフカヒレや金華ハムなど、高級食材を惜しげも無く使った贅沢な逸品。しかし、この「海宝饅頭」、意外や意外、ネット上の評判は今ひとつの模様だ。
というのも、この高級肉まん、発売に先駆け、マスコミ各社に公開された「断面画像」が、あまり美味しそうに見えなかったようで、そのため、画像を見たユーザーからは「なんかダラっとしててイヤな感じだな」「実際に食べたらめちゃ旨いと思うけど...」「フカヒレとかもうちょい上手く撮れなかったんか?」「フォトショでいじりすぎるのもアレだけど、ここまで正直すぎるのもなw」と、あくまで「実際に食べたら旨いだろう」という推測の下、それが画像から伝わってこないことに対して、微妙な意見が目立っている。
しかしそうは言っても、そこは中華 街でも屈指の人気を誇り、これまでも「エビマヨまん」を筆頭に、「肉まん」以外の新しいタイプの中華まんを作り出し、その味には抜群の定評がある老舗・江戸清。百聞は一見にしかず。やはりその味を知るには、現地を訪れて、ホカホカの出来立てを食べてみたほうがよさそうである。
文・遠山勤
【参照リンク】
・江戸清 「海宝饅頭」
http://www.edosei.com/shopdetail/000000000352/002/O/page1/recommend/
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