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銀行に預けるだけでお金が減っていく...そんなにわかに信じがたい状態に陥っているのは、欧州中央銀行による超低金利政策の影響に悩まされているドイツの小規模銀行。



独紙・フランクフルターアルゲマイネなどが報じたところによると、現在、問題となっているのは、ドイツ中部にあるチューリンゲン州のドイツ・スカート銀行(Skatbank)。同行はECB(欧州中央銀行)が行っている超低金利政策のあおりを受け、収益性の確保が難しくなってしまったため、顧客から利子を徴収する「マイナス金利」をドイツ国内で初めて採用することに踏み切った。

これに対し、日本のユーザーからは、「これ じゃ預ける意味が...」「預けて減るってどういう話なんだよwww」「利息が増えずに利子が増えるという謎展開」と、この施策に驚くと共に、長引く不況から、こうした状況が、日本の銀行でも近い将来訪れるのではないか?と不安視する声が。

なお、今回、「利子」の徴収対象とされているのは、預金総額が300万ユーロ(およそ4億2000万円)を超える優良顧客で、貯蓄用の講座に50万ユーロ(およそ7000万円程度)以上預けていた場合に限定されているため、一般庶民には影響がないとされるが、今後、ECBによる超低金利政策が長引けば、その対象が拡大されると想像されるだけに、早くもその動向について不安視する声が相次いでいるという。


文・山田浩一

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