「斉藤和巳とダルビッシュどっちが全盛期凄かった?」福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)のエースだった斉藤和巳投手と、現在MLBで活躍中のテキサス・レンジャーズ、ダルビッシュ有投手、共にパシフィックリーグを代表する大投手を比較する激論がネット上で話題となっている。
ダルビッシュ派は、「いまだ潜在能力の底が見えない」「和巳は何だかんだで4回しか規定乗ってない」など現在でもなお進化しているダルビッシュの凄さの一方で、現役時代ケガが多かった斉藤投手の規定投球回の少なさを指摘。
一方、斉藤和巳を推す声も多い。「万全な和巳はエゲツなかった」「全盛期なら和巳圧勝だった」「和巳は男気ありすぎた 歩くだけで肩が外れても投げ続け 三回も手術した 適度にサボれる男なら長持ちしたかもしれん」
と気迫あるピッチングに熱狂しつつも、全盛期を非常に短い期間で終えてしまった斉藤投手を惜しむ声が並んでいる。
数字上で語ると、斉藤投手のピークは2003年から2006年の4年間。勝率87%という驚異的な記録を持つ2003年の20勝と、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率4冠を記録し賞を総なめした2006年の18勝が印象に残る。
一方のダルビッシュは2006年からメジャーにいたる現在まで9年連続10勝以上、NPBでは最後の年となった2011年に18勝が最高成績だがデビューイヤーから7年間のうち5年勝率7割以上という驚異的な安定感を誇っている。ともにNPBでの勝率をみると斉藤78%、ダルビッシュ71%と共に「化け物」という表現が相応しい内容だ。
斉藤投手に入れ替わる形で、パ・リーグを代表する投手となったダルビッシュ。現在に至るメジャーでの活躍など記憶が鮮明なダルビッシュを推す意見が圧倒的に多いが、満身創痍で王監督を胴上げするために投げ抜いた斉藤和巳の存在感は10年近く経過した今もプロ野球ファンには強く印象に残っているようだ。
なおセ・パ両リーグに所属した山崎武司は佐々木主浩、黒田や上原、岩隈といった名投手を差し置き斉藤和巳を「最高のフォークを投げる投手」と賞賛している。
「ダルは最強の投手 和巳は最高の投手」と両投手を賞賛する声も。日本球界を代表する二人の名投手、この表現が正に相応しいだろう。
【動画】http://youtu.be/BJddV63-nZk
【動画】http://youtu.be/iAuT1OkIVyg
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