交通事故防止の観点から、市内の全小中学生を対象に、「自転車に乗らないように」と自治体が呼び掛けている件について、呼びかけを行った新潟県加茂市に対し、ネット上から批判が相次いでいる。
もともとこの呼びかけは、今年8月、市内の男子中学生が、自転車を運転中に乗用車にはねられ、死亡するという痛ましい事故が発生したことを受け企画されたもので、同市では10月1日、市内の約2000人の児童・生徒に対し、呼びかけを行うと共に、文書を配布していたもの。しかし、この「自転車に乗るな」という呼びかけ内容そのものが、「あまりに非常識すぎる」と批判を受ける形となった。
「田舎で自転車に乗るなとかwww」
「バスもなかなか来ないとか、移動手段が限られてるんだからさ」
「気持ちはわかるけどなぁ...うーん」
「これで市営 バスの利用者が増えてウマーになるんですね、わかります」
「いきなりすぎるよな。地ならししてからそういうことやれよ」
「まずは交通マナーからだろ。被害者側を規制して「逃げてください」というのはね」
「交通弱者を守る＝遠ざけるという発想がw」
「だったらまずてめえが車やめて歩けよw」
...と、ネット上からは、自転車に乗ることを制限するのではなく、自転車に安心して乗れるような街づくりや、交通マナーの徹底など、「自治体側が本来行うべきことは他にもあるのでは？」という声が目立った。
現在、代替手段としては、市営バスの利用を勧めているようであるが、この活動、思いのほか苦戦しそうな見通しだ。
※写真はイメージです。
文・葛西敦規
■参照リンク
「あんな悲しいことは...自転車乗らぬよう呼びかけ」 Ｙomiuri Online
://www.yomiuri.co.jp/national/20141002-OYT1T50000.html
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