とかく、芸術の世界というものは、それに興味がない人にとって、理解に苦 しむことばかり。傍目には子供の工作にしか見えないようなオブジェや絵画が何億円もしたりすることもしばしばだ。そうした極めて難しい芸術の世界を、皮肉った形で投稿されたあるユーザーの画像が、現在注目を集めている。
画像を投稿したユーザーによると、この絵画を、あるアート系のコミュニティ内にあるチャットで、「この絵10億円するらしいんだけど、良さがわからない」と紹介。すると、その参加者たちからは、「奥が深い」「それだけけの値段ついてもおかしくない」といった声が巻き起こったという。
...が、実はこの絵画、何を隠そう、このユーザーの絵。つまり、自作の絵画を、「それっぽい雰囲気」で紹介しただけなのだとい う。そうした周囲の反応について、「爆笑した」と語るこのユーザーだが、その後、ネット上からは、「よくやった!w」「評論家気取りの連中ざまあwww」「メシウマwwwww」といった声のほかに、意外なコメントも。
「でも芸術性たかそうな絵」
「いや、これはマジで奥深いよ」
「私この絵結構好きだなー」
「10億円は置いといて,よくかけてるとは思う」
「素晴らしい...20億で買い取らせてくれ」
「お洒落なカフェとかにありそう(小並感)」
「JAZZもそんな感じだよ 適当に「へぇ・・・」とかいっときゃ何とかなる」
「10億で売ろう(提案)」
「これ美術館にあってもおかしくない絵じゃない?」
「実はすごい人なんだろ?」
「村上隆の言う所の西洋ARTのルールにうまくハマってたりして(´・ω・`)」
「もしかしたらこいつの絵をオークションに出したら本当に10億円の値がつくのではないか?」
「芸術って誰かが遊びで10億出せば世界的に10億の価値になる適当なもの」
「何故お前自身の絵が、本当に10億円の価値があると思わないのだ」
「芸術ってなんだろう・・・」
...と、このユーザー、いわゆる「釣り」的な要素で投下した自作の絵画が、思わぬ形で高い評価と注目を得ることに。
とかく、何が起きるかサッパリわからないのが、芸術の世界。今後、こうした評価がさらに集まれば、もしかするとこの絵画、本当に10億円の価値を生む作品になる可能性もあるだけに、なんとも気になるところである。
文・遠山勤
■参照リンク
参照元ツイート
https://twitter.com/kouyaaa2525/status/516104348942602240/photo/1
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