世の中には、多くの人々にとっては大して気にならないようなことであっても、思わぬ形で強烈な抗議を食らってしまうことがある。今年3月、滋賀県立大を卒業した女子学生とその父親が、卒業証書に記載された発行日が「西暦」表記であることについて激怒、大学側を相手取り、訂正した発行日での再交付を求める訴訟を起こした。
この親子はもともと仏教と神道を信仰しており、卒業証書の西暦表記について「西暦表記の卒業証書はキリスト教の暦を強制するもので、信教の自由を保障した憲法に違反する」と憤慨。元号表記に改めた証書を再交付するよう、大学側に求めたが断られたため、今回の訴訟に踏み切ったという。この前代未聞の「再交付訴訟」に、
「メンドクセエwwwww 」
「これは許されない人権侵害だな 憲法の通り天皇を尊重して皇紀で記すべきだ」
「そのうちイスラム暦とかを要求してきたり、さらに他の言語で作れとか言い出す奴が出てきそうだな」
「じゃあ日曜休むのも禁止で」
「さすがのネトウヨの俺もコレにはびっくり 」
「皇紀で書いてやれ 」
「俺は某公僕だが 文書作成時は元号が基本だな。たぶん指示達示か公文書の作成って言う本にそう書いてあったと思う」
「意表を突かれた気持ちでいっぱいですね」
「クリスマスには家族でケーキ食ってたりして 」
...と、ネット上からは数多くの疑問の声とともに、「元号表記が適切だったのでは?」といったものや、「皇紀にすべき」という声も。
実際のところ、「元号」か「西暦」かという点については、特別な規定のないもの以外は、発行者に委ねられているというのが実情だが、今までありそうでなかなかなかったタイプの訴訟だけに、今後、どのような判決が下されるのか気になるところだ。
文・島田克彦
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