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『ファーナス/訣別の朝』でも怪演!個性派俳優、ウィレム・デフォーが出演した理由

2014/08/21 22:00 投稿

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Filed under: 映画, 男気, 連載

AOLニュースが7週連続で『ファーナス/訣別の朝』のキャラクターを濃厚に紹介する連載企画。第二回目は、演技派ウィレム・デフォーの登場だ。


今回デフォーが演じるのは、小悪党だがワルになりきれないジョン・ペティ。町の酒場のオーナーだが、裏ではノミ屋として金を稼ぐ男。主人公ラッセル(クリスチャン・ベイル)の弟ロドニー(ケイシー・アフレック)に金を貸し、借金返済のために金を賭けた危険なストリートファイトへの参加を手引きをする。そして金儲けのためにロドニーを陥れようとするのだが、命がけでファイトする彼を見かねて助けの手を差しのべてしまう......という複雑な役どころだ。

ジョンをとらえた2点の画像を紹介しよう。ひとつはロドニーと共に、犯罪組織のボス、ハーラン・デグロート(ウディ・ハレルソン)の隠れ家に向かうシーン。険しい表情で前を歩くジョンと後ろに続くロドニー。極悪非道なハーランとの面会を目前にした緊張感がひしひしと伝わってくる。



そしてもう一枚が、ウディ・ハレルソン演じるハーランに首根っこを捕まれる姿。極悪人を前に、ワルになりきれない男の姿が浮かびあがってくる。



デフォーはベトナム戦争の現実を描いた『プラトーン』(86)の演技で世界的に注目された演技派俳優。『スピード2』(97)、『スパイダーマン』(02)などのエンターテイメント作品で悪役を演じることが多い一方で、デビュー以来80本以上の様々な作品に出演し、ウェス・アンダーソン監督作『ライフ・アクアティック』(05)、『グランド・ブタペスト・ホテル』(13)、ラース・フォン・トリアー監督作『アンチクライスト』(09)など作家性の強い監督作品にも積極的に出演してきた。

本作への出演を決断するにあたって、監督への信頼感、才能あふれるキャストとの共演、優れた脚本が決め手になったそうだ。「こういう類の物語はあまり語られなくなった。リアルで、張り詰めていて、とても強烈なシーンの数々が見事に描かれていると思った」と語る。俳優出身の監督スコット・クーパーによる、キャラクターを理解し、人間の感情をリアルに描きだす才能に惚れ込んだデフォーの演技は要チェックだ。

『ファーナス/訣別の朝』は、9月27日(土)より全国ロードショー

■ウィレム・デフォー プロフィール

1955年7月22日、アメリカのウィスコンシン州アップルトンに生まれる。ウィスコンシン大学で演劇を学び、中退してニューヨークに渡ると前衛劇団シアターXに加入。4年間に渡ってアメリカやヨーロッパを公演旅行でまわる。『ストリート・オブ・ファイヤー』(84)の悪役で注目を集め、『プラトーン』(86)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート(『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(00)で再び同賞にノミネート)。個性的なルックスと確かな演技力で人気を得る。『スピード2』(97)、『スパイダーマン』(02)といった娯楽作で悪役を演じる一方で、マーティン・スコセッシ監督作『最後の誘惑』(88)、デヴィッド・リンチ監督作『ワイルド・アット・ハート』(90)、ウェス・アンダーソン監督作『ライフ・アクアティック』(04)、ラース・フォン・トリアー監督作『アンチクライスト』(09)など作家性の強い監督の作品にも出演してきた。待機作には『John Wick』(14)がある。ハリウッドを代表する性格俳優の一人。

(C)2013 Furnace Films, LLC All Rights Reserved

【参照リンク】
・『ファーナス/訣別の朝』公式サイト
http://furnace-movie.jp/ 

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