GoogleやYahooのニュース検索でわかるだけでも、日本各地の広範囲にわたってクマが出没している模様だ。北海道大学大学院獣医学研究科の坪田敏男教授は、クマの目撃事例が相次いでいる要因を「昨年はクマが好んで食べるブナの実が多く、出生率が高くなって個体数が増えたのが原因の一つ」と分析している。
これからの観光シーズン、山や高原などに行くという人も多いだろう。餌を見つけられないクマは、夏から秋にかけて人間の生活するエリアに現れる傾向があるから、レジャー先でクマと鉢合わせにならないよう、注意したいところだ。
一方で、クマは人から愛される動物でもある。テディベアはその代表例だし、「くまのプーさん」や2ちゃんねるのアスキーアート「クマー」など、そのキャラクターは枚挙にいとまがないぐらいだ。
YouTubeなどの動画サイトで検索してみると、アニメなどにとどまらず、世界中で流されている多くのCMでも、クマが起用されているのがわかる。
たとえば、こちらのシリアルのCM。少女とテディベアが一緒にダンスをするもので、「かっこかわいい」動画といえそう。
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=XfgcK57orig
一方、こちらの企業もクマをキャラクターにしたプロモーション動画を制作している。世界最大の旅行予約サイト「エクスペディア」のYouTube動画は、クマがスマホを操り、本気ダンスを披露する。
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=iC0nS9tW3iM
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=RZnoIBp__Wo
また、ちょっとエッチなクマさんも。日本でも販売されている男性化粧品「AXE」が海外で展開しているCMだ。女性の悶える声が流れるので、音量に注意してご覧ください。
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=UHBKlQXAquY
エクスペディアの動画に登場するクマは、単に愛らしさだけを強調したものではないという。エクスペディアとベアから「エクスベア」と名付けられたこのクマは、オス。そして、30~40代の人をキャラクターに投影しているといい、男性ユーザーからすれば自分を、女性ユーザーからは自分の夫や彼氏などがイメージできるよう、生み出されたそうだ。
「エクスペディアのアプリは、世界中の航空券、ホテルを安く簡単に予約できる。エクスベアは、面倒くさがり屋な性格。そんな人でも楽に操作できることを、動画では表している」とは同社広報。また、4本足の動物より、人間と同じく2本足で立つことができる点もクマをキャラクターにした理由だといい、愛らしさだけでなく親しみも感じられる生き物ともいえそうだ。
現実に人里に現れるクマだって、山にポイ捨てされた残飯の味を覚えてしまったり、管理がずさんな人家のゴミを狙っていることもあるとか。野生のクマをただ恐れるだけでなく、私たち人間との共生には何が必要かを考えることも、大切なのかもしれない。
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