最近ではなにげないところに書いた個人情報が、勝手に転用されていたりと、とかく、我々の個人情報の取り扱いを巡 っては、様々な物議を醸すこともしばしば。そんな中、あるパチンコ店が導入したシステムに、波紋が広がっている。
埼玉県にあるパチンコ店・やすだで、このほど試験的に導入されたのは、駐車場の出入口付近に設置されたナンバーの読み取り機。同店によると、かねてより会員カードを発行する際に記載した住所などを、客層の分析に使用していたというが、今回のシステムを使用してみると、実際には、そうしたデータにより推測されていた商圏以外からも来客があることが判明したという(※同店は試験運用終了後、システムを返却予定)。
今回のパチンコ店での試験運用後も、このシステムを開発した駐車場綜合研究所は、関西の大型ショッピ ングモールに導入する方向で商談を進めているというが、こうした情報を顧客の知らない間に収集することについて、ネット上では批判的な声が多い。
「出たよ、勝手にデータとってるシリーズ」
「個人情報保護法案とはなんだったのか」
「知られたくない情報をとられるケースもあるだろ」
「せめて事前告知しろよ...」
「個人情報がますますダダ漏れですやん...」
「今にエネミー・オブ・アメリカみたいになりそうだな」
どこまでを「秘匿すべき個人情報」として捉えるかで、その賛否は様々なようだが、いずれにしかり、適切なアナウンスもなく情報を収集することは、あまり良い気がしないというのが、大方の意見のようだ。
文・今岡憲広
【参照リンク】
・車のナンバー:自動読み取りで顧客分析 進むビジネス化
http://mainichi.jp/select/news/20140727k0000e040125000c.html
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