去る7月27日に発覚した長崎県佐世保市の女子高生殺害事件について、その後、ネット上では、連日、実に様々な議論が繰り返されているが、そんな中、被害少女・加害少女周辺の高校生たちのツイートが問題視されて、現在、大きな批判が巻き起こっている。
事件発覚後、大手マスコミの多くは、一斉に同級生のtwitterアカウントを中心に情報収集を行ったようだが、それと時を同じくして、ネット上のユーザーたちもまた、"一斉捜索"を開始。すぐさま事件の当事者たち周辺のツイートや投稿画像が発見されると、そこから、人間関係までもが浮き彫りとなり、被害少女に対するいじめがあったのでは?といった憶測まで飛び出した。
今回の事件発生を受けて、被害少女・加害少女が通っていた学校では、校長自らSNSなどへの投稿を控えるように通達していたが、その実、当の生徒たちはその後もtwitterを中心に発言を繰り返すなど、次から次へと"燃料"を投下しているのが実情。結果として、加害少女のみならず、周辺の生徒たちを含めた批判へと、ネット上の世論は動きつつあるようだ。
昨今は、しばしば「バカッター」と揶揄されるように、twitter上での言動が瞬く間に広く拡散し、ネット上のみならず、現実社会での生活に深刻な打撃を与えてしまうこともしばしばだ。SNSのアカウントは、たとえ炎上したとしても、削除して再出発が可能だが、現実社会はそうはいかない。ネットを経由してリアルでの炎上へ繋がる"延焼"については、ツールを使用するかどうかも含め、その発生前から食いとどめる必要が迫られているようだ。
文・猪俣進次郎
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