相次ぐ事件の発生を受け、「脱法ドラッグ」の危険性の認識を高めるべく警察庁などが新しい呼び名について案を募集した結果、「危険ドラッグ」という新名称に決定したことが発表された。実態を表す新しい呼び名として今後使用されていくようだが、一部ネット上ではこの新名称に疑問の声が上がっている。
その理由は、「まだかっこよさが残っている」というもの。かつて、"暴走族"という名称は若い人たちにとって響きがかっこよすぎるという視点から、報道では"暴走族"ではなく「珍走団」と呼ぶべきだという声があがったことがある。同じ考え方で、漫画家でイラストレーターのみうらじゅん氏は、"暴走族"ではなく「おならプープー族」と呼ぶべきだと著書の中で主張していた。
これと同じ発想から、「危険ドラッグ」という新名称にも疑問が集まっているのである。ツイッター上で多くの支持を集めているツイートをいくつか紹介しよう。
「『危険ドラッグ』とかまだ響きにカッコよさが残ってるから駄目。『ケミカルよだれ草』とかの方が恥ずかしくてやりたくない感が出て良いと思う」(@TxOxMxxxさん)
「脱法ドラッグを『おじいさんのおっぱい』と呼び直した方が効果がある。 多くの人は『おじいさんのおっぱいを吸って興奮状態で自動車を運転し......』などと報道されたくないものだ」(@eis_baerchenさん)
「脱法ドラッグの新名称が危険ドラッグになったそうですが、そもそも"ドラッグ"といういかにもヤバそうな響きが悪ぶりたい若者を引き付けてしまうので、『ハイニナール吸うだけ』とか『つらい悩みにナヤミノン』とか『ホボタイマA錠』とか小林製薬っぽいネーミングに変えた方が使用者減るんじゃないか」(@ikazombieさん)
「危険ドラッグ!全然ダメだ!無難な一般公募なんかにせずに、小林製薬に決めてもらえばよかったんだ。『ヨダレダラリン』とか『ダメニナール』とかにしてくれたはず」(@fewfarさん)
このように、少なくとも"ドラッグ"というワードは外すべきという前提に基づいた様々な意見が多くの支持を集め、多数リツイートされているのだ。
とにもかくにも、「危険ドラッグ」に決定した新名称。これ以上悪質な事件が起きないよう、社会全体に効果をもたらすことが期待される。
【参照リンク】
・該当ツイート
https://twitter.com/TxOxMxxx/status/491437384248983552
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