7月中旬、日本のiTunesミュージックストアの"ニューシングル"ページに、「DJ Cassidy」というアーティストの曲が2曲、突如として登場した。"ニューシングル"といっても、その2曲が発売されたのは今年の2月と4月。なぜ突然プッシュされているのだろう? といういらぬ疑問はさておき、このDJ Cassidyがどんな人物か、そしてそのとんでもない"リア充"ぶりを紹介したいと思う。
DJ Cassidyは、2014年にオリジナルソングデビューを果たしたばかりの、いわばまだ新人のアーティストだ。でありながら、上で少し触れた「Calling All Hearts」「Make the World Go Round」という2曲のシングルには、非常に豪華なアーティストがフィーチャリングされている。前曲にはロビン・シックとジェシー・J、そしてもう1曲には、R&B界の帝王Rケリーだ。
こんな豪華なアーティストたちといきなり一緒に仕事ができる理由は、彼のリア充すぎる経歴にあるのだろう。ニューヨークのアッパーイーストサイドという、あのドラマ『ゴシップガール』の舞台にもなったセレブシティに生まれた彼は、なんと10歳の誕生日に、両親にターンテーブル2台とミキサー、つまり"DJセット"をプレゼントとしてねだった。
そうしてキャリアが始まり、ティーンエイジャーたちのパーティーでDJとして活躍。2008年頃に、ブラックミュージック界の重鎮であるショーン・コムズ(パフ・ダディー)に見出だされ(電話番号が書かれた紙ナプキンを渡された!)、グラミー賞などのアフターパーティDJに進出した。
その後彼は、ビヨンセやジェニファー・ロペスの結婚パーティーといった超豪華パーティーでDJを担当するようになり、なんと一晩で10万ドル稼いだことも! そして遂には、オバマ大統領の就任式、さらにオバマ夫妻の50歳のバースデーパーティーでもDJをするほどの存在になった。つまり、彼自身がハイスピードでセレブリティになったというわけである。
(※彼の紹介ムービーを見れば、彼がいかにリア充で、交遊録が豪華で、そしていかに音楽が好きかが分かる)
http://youtu.be/d1bZXreDspQ
そんな経歴の中で培った人脈を活かし、2014年に様々な豪華アーティストのフィーチャリングを従えてデビューしたというわけだ。
もちろん、ただリア充なだけではない。曲は、70年代から80年代のソウルミュージックを愛する彼らしいファンキーな仕上がりになっており、彼の曲がアメリカのリア充セレブ達を夜な夜な躍らせていることは容易に想像できる。「Calling All Hearts」のミュージックビデオは、約370万回再生される人気ぶりだ。
http://youtu.be/tZy5E6ILvEA
オリジナルアルバムも近く発売予定。まだ30代前半な"世界一のリア充DJ"の今後の活動から目が離せない。
(文/宇佐美連三)
【参照リンク】
・The Making Of DJ Cassidy's "Calling All Hearts" Featuring Robin Thicke & Jessie J (Extended Version)
http://youtu.be/d1bZXreDspQ
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