最近では地方の小都市を舞台とした作品が増えたこともあってか、いわゆる「聖地巡礼商法」と呼ばれる、地元商工業者や行政とのタイアップがしばしば話題となるが、そんななか、現在話題となっているのが、福井県鯖江市の「迷走」ぶりだ。
もともと鯖江市はテレビアニメ『メガネブ!』による町おこしを計画。しかし事前の予想とは裏腹に、それほどの経済効果を生み出せないとわかるや、今度は『電脳コイル』に白羽の矢を立てた。しかし、この"乗り換え"に、コアなアニメファン層から批判が噴出。結果として裏目に出た形となった。
その後、迷走を続ける同市は、「町おこしのため」に、なぜか『JK課』なる部署(非正規・仮想的な課名を模したプロジェクト名)を設立。同市によると、"「ゆるい市民」の地元JK(女子高生)たちが主役"だというこの課は、アプリ開発や商品企画、さらにはネット放送局などの開設と展開を想定しているというが、このあまりに二転三転する同市の迷走ぶりに、
「節操なさすぎwww」
「悲惨wwwあまりに悲惨www」
「少しは埼玉を見習えよ」
「聖地あれば儲かるって発想自体が」
「巡礼ビジネスは、首都圏から気軽に行けるところが重要」
...と、ネット上でも厳しい指摘が。果たして、アニメからJK路線へと三度の乗換を行った同市のこの迷走、一体いつまで続くのだろうか...気になるところである。
文・久保田太陽
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