暦も7月に入り、いよいよ夏真っ盛り。想いを馳せるのは夏休みのことばかりという人も多いのではないだろうか。
今年の夏は国内旅行という人に、ちょっとした耳より情報をお届けしよう。今や旅先にスマートフォンやタブレットは必需品だが、その際気になるのがネットのつながり具合。
そこで関東・関西圏を中心に、6都市(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫)の観光・レジャー施設、おでかけスポットなど計45ヵ所で、モバイルWi-Fiルータ主要4キャリアの実効速度の調査を株式会社イードが実施。気になる結果が明らかになったのだ。
最速値が一番多かったのは、無線・有線共に「WiMAX」。下り速度では無線36箇所/有線39箇所、上り速度でも、無線27箇所/有線25箇所と、ダントツの安定ぶり。「WiMAX 2+」のエリアが全国に順調に拡大していることが窺える。
ちなみに単発の最速値は、有線だと「WiMAX」がとしまえん(東京)で記録した86.67Mbps、無線だと「SoftBank 4G」がこちらもとしまえん(東京)で出した51.57Mbps。これは固定の光回線と比べても遜色ない数値である。
上りで安定の速さをみせたドコモの「Xi」は、下り速度で苦戦していた模様。「SoftBank 4G」「EMOBILE 4G」は無線だと約半数のポイントで10Mbps以下となったものの、局所的に速い場所もあり、「SoftBank 4G」は無線下り全体の最速値を記録するなど、一概に言えなそうだ。ちなみに「SoftBank 4G」「EMOBILE 4G」は有線だとだいたい70Mbps以上の高い数値となっている。
いかがだろうか。どこのWi-Fiルータが一番いいのかという結論は難しいが、WiMAXが優勢か。また、WiMAXは速度制限がないので動画視聴などストレスなく楽しめて、ネットヘビーユーザーにもオススメかも。Wi-Fi環境が拡大しているのは確かで、ネットライフは日本全国津々浦々で、ますます充実の一途を辿りそうだ。今年の夏のおでかけ時に今回の調査は参考になりそうだ。
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