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南海キャンディーズ・しずちゃんが解散決断する直前、山里亮太が気づいた発見

2014/07/01 22:00 投稿

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Filed under: TV, 国内, 芸能, カルチャー, 連載

6月20日、27日深夜に放送された『もっとたりないふたり』(日本テレビ)では、南海キャンディーズの山里亮太とオードリー若林正恭が「お互いのことをもっと理解するために」ということでそれぞれの過去のネタ帳を見るという企画が放送された。
そこには芸人としての苦悩や葛藤が生々しく記されていた。そしてそれぞれのコンビが生まれた瞬間が克明に刻まれていた。


山里が持ってきたネタ帳は72冊にのぼった。
その内の一冊に「山崎さんとコンタクトを取る」と書かれたノートがある。そのページの表題は「3ヶ月計画」。
この「山崎さん」とはもちろん、現在の相方・山崎静代=しずちゃんである。
「3ヶ月の間にしずちゃんを自分のもの(相方)にするっていう計画表」と山里は説明する。

当時、しずちゃんを自分の相方にしようと狙っていたのは少なくても4人いたという。その相方争いに勝ち抜こうと山里はしずちゃんの好きなモノを調べあげ、「趣味が合う、お笑いの方向性が合う」と装いアピールを繰り返した。
「山ちゃんのストーカー気質が追い風になってる」と若林が言うように、この計画どおり山里はしずちゃんとコンビを組むことができたのだ。

コンビ名は「でっかい女と気持ち悪い男が組んでるのに可愛らしい名前にしたほうがいいんじゃないか」と思い最初「すずらん」だった。しかし北海道に既に存在していることが分かり、先輩芸人の薦めで「南海ホークス」に改名した。そのとき、芸名が「しずちゃん」と「門田」だった。その後、野球ネタを要求されるのはツラい、可愛らしい名前がいいとその先輩に言うと「キャンディーズ」を提案された。コンビ名に従ってつけた芸名は「しずちゃん」と「ランちゃん」。その後、「南海ホークス」と「キャンディーズ」を組み合わせて「南海キャンディーズ」が誕生した。だから山里の芸名は当初「門田ラン」だったという。

しかし、どちらもが強力なボケだったため上手くいかなかった。
そこで山里が考えたのが「トリオ構想」だった。これは今回ネタ帳を見返すまで山里も忘れていたという。
「大女と気持ち悪い男が何か変なコト言ってるっていうのは絶対に今までにないから(売れるための)近道になる。これは崩してはいけない」と考えていた山里は「大きなボケを客に伝えてくれるノーマルなツッコミ」が必要だと思っていた。
だから「一番『なんでやねん』がうまい人を探してた」という。だが、そのような人材は既にコンビを組んでいる人ばかりだったため断念。
その結果、独特のフレーズで笑わせるという現在の山里のツッコミが誕生した。折しも、しずちゃんが解散を決断しようとする直前だった。

山里は自らの過去を振り返ると「今まで目の前で笑い声が聞こえるときって自分がツッコんでるときだ」と気づいたのだった。
そのとき山里は遂に「山里」を発見したのだ。

文=てれびのスキマ(http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/)

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