映画『her/世界でひとつの彼女』がピュアすぎてエンドクレジットまでに涙が枯れてしまうと評判だが、この、中指をおっ勃てている写真が物語っているように、スパイク・ジョーンズ監督は"jackass"界の住人でもある。ジョニー・ノックスヴィルと人でなしのようなイタズラを仕掛ける一方で、観れば一生忘れないラブストーリーも撮る。このフリ幅、一体どういうこと?まるで超絶極悪人が老婆を背負って横断歩道を渡ってあげるほどの落差が気になって眠れやしないが、このほど来日したジョーンズ兄貴に真相を直撃した!
この質問、聞いている最中に思わず笑い出すジョーンズ監督。おそらく本国では、よく聞かれる質問のようだ。「(笑)。そもそも、ただ二面的じゃなくて、多面的な人間でありたいと僕は思っているけれど、それって君だってそうだろう? 人間の本来的な欲求だよ。"jackass"と"her"、両方エンジョイしてくれる人がいて、それでいいと思う。僕自身も作っていて楽しい。その時にやりたいと思っていることを、ただ掘り下げたいだけなんだ」。
確かに、この、中指をおっ勃てている写真を観ていると、他人の視線や評価などを気にするタイプではない。自分自身の欲求に忠実なタイプで、たまたま今回は 純愛ストーリーへの関心が高まっただけのこと。「ジョニー・ノックスヴィルと、くっだらないことをやることは最高に楽しい。その一方で、ちょっと悲しいと思う気持ちを"her"という映画にすることも僕自身だ。自分が感じていることをモノ作りに投影する、それがモットーだから」。
「"jackass"は、本当に大好きだ(笑)!」と繰り返す兄貴。そこには楽しい作風のほかに、つるみ続ける仲間の存在もある。「ずっと一緒に仕事をし ている。ジェフ・トレイメンとは12歳、ジョニーとは20歳で出会い、"jackass"のはるか前、スケボーのビデオを作っていた歴史がある仲間たちだ。ジェフはね、12歳の時、僕にラモーンズを教えてくれた男。彼は2歳年上で、14歳と12歳の差は、その当時の野郎にはデカいよな(笑)。僕にとって 大切な仲間だ」。以上が、フリ幅の理由。"her"がグッと面白くなる秘話に胸熱だな!
写真:Taro Mizutani
映画『her/世界でひとつの彼女』は、2014年6月28日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー!
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