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濡れ場から暴力までこなす「最強の親父」リーアム・ニーソン、進化し続けるスゴさと魅力

2014/06/07 12:00 投稿

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Filed under: 映画, 男気

『96時間』の大ヒットですっかり渋アクション俳優の座に君臨することとなったリーアム・ニーソンが、6月7日に61歳の誕生日を迎えた。20日には最新主演作『サード・パーソン』が公開と、めでたいこと続きな「リーアムの叔父貴」の魅力にさらっと迫ってみたい。


還暦なんてこれっぽっちも感じさせないペースで、次々と作品に出演を重ねるリーアムの叔父貴。90年代は『シンドラーのリスト』や『マイケル・コリンズ』など社会派ものが多く、しかも賞レース常連だったため、すっかり"真面目系"かと思われていたが、そんな叔父貴が後にアクション映画に出演することになるとは、当時誰が予想しただろうか。

叔父貴のイメチェンに大きな一役を担ったのが、先述の『96時間』(08)。誘拐された娘の行方を追い、たった一人で敵陣に乗り込む無敵の元秘密工作員をまさに体当たりで熱演。娘のためなら銃撃戦上等、車も盗み、拷問だってこなし、話は最後まで聞かずに撃ち殺すという最強親父ぶりが話題となり、アクションファンらも唸らせたのだった。

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(10)のような軽い映画ももちろん、『アンノウン』(11)ではその渋さをこれでもかというほどに発揮させ、『ナルニア国物語』シリーズではライオンの声で女性の心を鷲掴みにしてしまう。そんな叔父貴が、これまでとは全く違う役柄を演じ、さらなる魅力を爆発させているのが、新作『サード・パーソン』だ。

パリのホテルにこもって最新作を執筆中の小説家と、作家志望でもある若き愛人。ローマのバーで、密輸業者に娘を誘拐されたという、他人を信じることができない女と出会ったアメリカ人ビジネスマンの男。そしてニューヨークのホテルで客室係として働く元女優と、その元夫で売れっ子現代アーティストである男の、3つのストーリー。
一見、何の接点もないようなそれぞれの愛のエピソードが並行して描かれ、クライマックスに向けて物語が衝撃的な形で交差していく様は、さすが『クラッシュ』を手掛けたポール・ハギス監督である。



兄さんはといえば、若い恋人に翻弄され、彼女の尻にしかれまくりの親父姿が堪能できる本作。劇中ではなんとオリヴィア・ワイルドとの濃厚なラブシーンあり、兄さんの老眼鏡姿ありと、まさにファン必見の作品となっているが、この物語には衝撃的な結末が待ち構えているので要注意だ。



ちなみに自身の役について叔父貴のコメント。
「僕が演じるマイケルは、アンナと不倫しているが、彼女は手に負えないタイプの女性だ。彼女はマイケルの成功がほしいし、マイケルは彼女の大胆さがほしい。彼は彼女の外側の気難しさを打ち破り、彼女のもろさを引き出そうとするが、彼女もまた彼女なりの方法で彼に対して同じことをする。アンナは彼に本当の自分を見せた途端に彼が裏切るだろうと恐れている。二人は痛みを伴う戦場で愛情を深く求め合っているんだ。」

戦場という言葉を出すあたり、女性との関係であってもやはり戦うことが好きなことを感じさせる。

190cmもあるスマートな体型ながら、優しさに満ちた眼差しが魅力のリーアム・ニーソン。9月6日(土)には1万2000メートルもの上空で146人の容疑者を相手に奮闘する映画『フライト・ゲーム』も公開されるので、どちらも要チェックだ!

『サード・パーソン』は6月20日(金)TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー

【参照リンク】
・『サード・パーソン』公式サイト
http://third-person.jp/ 

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