5月29日、東京・渋谷にあるヒカリエ8FイベントブースCOURTで、日産自動車セレナのキャッチコピー「モノより思い出」などを手掛けた人気コピーライター小西利行氏による講演会が行われた。同講演会は、6月9日に総合出版社・宣伝会議から発売される小西氏の著書『伝わっているか?』の発行を記念したものだ。
今回のトークイベントのテーマは「あなたの言葉は伝わっているか?」。日常生活の中で、自分の伝えたいことが上手く相手に伝わらないことが多々あるが、小西氏によれば「自分が相手に"伝える"」ことと「相手にしっかり"伝わる"」とではまったく違うという。では、どのように相手とコミュニケーションを取れば相手に上手く伝わるのだろうか。
「自分が言いたいことだけを主張するのではなく、"相手がしてほしいこと"を考えて言葉を選ぶべき。また"相手がしてほしいこと"と"自分のしてあげたいこと"の間には"なぜそれをするのか"お互いの考えが一致する "共感ポイント"というものがあり、この"共感ポイント"を意識してコミュニケーションを取ることが大事」(小西氏)
また、コミュニケーションを取る上で絶対にやってはいけないことについて次のように語る。
「相手の言っていることを簡単に信用してはダメ。相手の言うことだけを鵜呑みにするだけではコミュニケーションは成立せず、相手の情報を聞き入れて、関心を向け、疑問を持ち、相手の立場を考えて言葉を選択して発言することが正しいコミュニケーションの取り方です」
同書は、「ブサイクな男が会社一の美人と合コンできた理由」、「ダメ社員のアイデアがいきなり褒められるようになった理由」、「人気のなかったナポリタンが、たった一日で人気商品になった理由」など、すぐに使いたくなる"伝わる言葉"のメソッドが集まった一冊。コミュニケーションに悩みを持っている人は、手にとってみては?
【参照リンク】
・小西利行著 『伝わっているか?』
http://www.sendenkaigi.com/books/cm/2479
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